大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)で大関に返り咲く貴景勝(23)=千賀ノ浦=が30日、福岡県篠栗町の千賀ノ浦部屋宿舎で、秋場所で左大胸筋肉離れの重傷を負ってから初めて、若い衆相手ながらぶつかり稽古に励んだ。
「(患部は)だいぶほぐれて、良くなった気がする。次は相撲しかない」と11月1、2日両日の二所ノ関一門の連合稽古に向け、実戦再開を予告した。
同部屋の十両貴源治に胸を出す場面も。けがの再発に、細心の注意を払いながらの調整だが「突き押しの仕方の問題で、一番力の出る形なら大丈夫。良い相撲なら、負担はかからない」と攻めの姿勢を強調していた。