2019年10月31日 06:00
米Adobe Systemsは25日、電子メールアドレスを含むCreative Cloudの顧客情報が漏えいしたことを、同社セキュリティページで発表した。
今回の原因はプロトタイプ環境の脆弱性によるもので、すでに対策は取られたとされているが、電子メールアドレスを含む顧客情報が漏えいしたとされている。これらの脆弱性を発見して同社に報告した海外メディアによると、その数は750万件にも及んでいるとのこと。現時点ではまだ第一報という段階で、詳細については明らかになっていないが、同社が2013年に引き起こしたユーザー名とハッシュ化パスワードのデータ1億5000万件の漏えい事故も、当初は約300万件にとどまると言われていたことからして、今回も決して楽観視はできない状況だ。ただし現時点での情報では、パスワードまで含まれていた前回の漏えい事故とは異なり、今回はパスワードは含まれず、メールアドレスなどにとどまるとされている。
- Security Update(Adobe Blog)
https://theblog.adobe.com/security-update/ - 7 million Adobe Creative Cloud accounts exposed to the public(Comparitech)
https://www.comparitech.com/blog/information-security/7-million-adobe-creative-cloud-accounts-exposed-to-the-public/