Bohemian Rhapsody
2018年 アメリカ
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ、エイダン・ギレン、他
見よう、見よう、と思いながら、気付けばもう1年経っていました…
こないだ、NODAMAPの「Q : A Night At The Kabuki」を見た事もあって
クイーン熱が高まっている今、見ておこう!と思いまして。
私は世代的には、クイーンはほとんど知りません。
有名どころは最近のアーティストがカバーしていたり、
テレビで流れていたりしたので知っている程度。
NODAMAPで使われた「A Night At The Opera」は舞台鑑賞に向けて
聴き始めた程度。
それでも、なぜかグッと来るのは
フレディ・マーキュリーの生き様故か、カリスマ性なのか、
メンバーの愛なのか、はたまた。
オープニング「20世紀フォックス」のファンファーレが
ギターに変わっている時点でテンションが上がる!
オープニングロゴから世界観作っているのって、私大好きなんですよね。
これは、クイーンファンはもっとワクワク出来る仕掛けですよね。
音楽伝記として、クイーンファンからしたら物足りないのでは…?と思うけど
私くらいふんわりとしかクイーンを知らない人にとっては、
「あのクイーンの栄光の裏にはこんな事があったのか…」と
改めて知る機会になって、とても面白かったです。
歌唱シーンも多く、BGMとしての音楽も効果的に使われているので
見ていて楽しいという点も。
ライヴエイドのシーンは、鳥肌ものでしたね。
映像だけでも十分力強いですが、
ここに至るまでの過程や、このあとフレディがどうなるのかを考えると、
見事に歌い上げる姿にちょっと涙が。
フレディ役のラミ・マレックは前評判通り、見事でした。
実際のフレディ・マーキュリーよりちょっと細いかな、という印象ですが
歌声も動きも、本当に素晴らしい再現。
私がテレビで見た「フレディ・マーキュリー」のまんまでした。
よーく見ると、そんなに似てないんですけどね。
やっぱり、フレディの方がごついというか、でかいというか。笑
あとの3人のメンバーも再現率かなり高め。
ブライアン・メイはあの困った様な表情といい、冷静な雰囲気といい
本当によく似ていた。
あと、嬉しかったのは、エイダン・ギレンが出演していた事!
マネージャーのジョン・リード役でした。
「ブリッツ」ではサイコな殺人鬼を演じ
ステイサムにボッコボコにされていましたが、
今回は割とインテリな雰囲気漂う、敏腕マネージャーという雰囲気。
素敵でした〜。
「A Night At The Opera」を作っている時のメンバーの描き方は、
ノリに乗っていて、ワクワクする様な雰囲気が見ていて楽しかった。
「ガリレオ!」を一生懸命録る件。
楽しそうだった〜
映画で描かれたのが事実であれば
やっぱり、フレディはぶっ飛んでいたし
全てにおいて、肯定できる訳ではないんだけれど、
あのカリスマ性はメンバー達も認めていたし、必要としていたのかな。
ライヴエイドの為に練習する姿は、なんだか泣けました。
1991年に亡くなって、もう28年も経っているのに
それでもフレディ・マーキュリーの名前を知っている人がたくさんいて
歌もずっと歌い続けられていて、愛されているって
本当に偉大なアーティストだったんだなあ、と思いました。
彼が現役で活動していた頃を知らないのが、心底残念。