実録映画の金字塔『仁義なき戦い』がAKB48グループによって舞台化される。11月9日（土）から24日（日）まで博多座で上演される舞台で、映画でも人気のキャラクター山守義雄をWキャストで演じるのがSKE48の斉藤真木子とHKT48の田島芽瑠だ。ずる賢く、利にさとい、変わり身の速さで任侠世界をサバイブする山守義雄役にアイドルの二人はどう挑んだのか。話を聞いた。

──まず『仁義なき戦い』を舞台化すると聞いた時、どう思われました？

田島　48グループって今までプロレスやヤンキーとか意外性のある題材に取り組んできたので、「ここまで来たか！」とは思いましたが、そこまで驚きはなかったです。

斉藤　私は発表になる前に親が観ていたのは知っていたので、決まったあとに父に電話をしたらすごく喜んでくれて。決まってから全シリーズを観ました。これが同じ日本で昭和の時代にあったことだと考えるとかなり怖いなと思いました。作品自体は荒々しくて展開も早くて。

田島　かなりスピード感がありますよね。

──お二人は、映画でもかなり重要な人物・山守義雄をWキャストで演じます。山守についてはどう思います？

田島　今回、映画を観る前は山守義雄という人を知らなくて。

斉藤　私も知らなかった。

田島　ファンの方は『仁義なき戦い』を知っている人が多くて、握手会で山守の情報をいっぱいもらいました（笑）。

斉藤　あはは。わかる、私のファンの方々もテンションが上がっている人が多かったかも。

田島　「ずる賢いヤツだけど、いい役だから」って言われました。

──ご自身で山守と似ている部分はありますか？

田島　それはないかも…。どちらかというとこんな大人にはなりたくない（笑）。泣いたと思ったら喜んでいたり情緒不安定だし、お金のことしか考えていないし、つく人はコロコロ変わる。本当にずる賢いので。

斉藤　たしかに。立場としては組織をまとめる組長と、グループをまとめるキャプテンは同じような部分もあるのかもしれませんが、山守みたいにはなれないです。

SKE48が29日（火）SHOWROOMで配信したスペシャル番組内にて、来年1月15日に発売されるニューシングルのセンターと選抜メンバーを発表した。

19時30分より放送された「SKE48からそんなに重大じゃない発表をするので 見なくても大丈夫ですけど見てほしいです。お願いしますSP」にはメンバーの須田亜香里が一人で登場。VTRで26枚目シングル「ソーユートコあるよね？」のセンターと選抜メンバーを発表した。

新センターは須田亜香里。近年はバラエティ番組でブレイクした須田だが、SKE48のシングルセンターに立つのは初めてのこと。VTR内で感想を求められた須田は「前に立っている子も後ろに立っている子もみんながキラキラできればいい。私が目立つのではなくみんながノビノビ輝ければいい」と、約10年のアイドル活動で「端にていても見てくれている人はいる」を体現してきた“逆境アイドル”の須田らしい意気込みを語った。

今回、新たに選抜に選ばれたのは、7期生の高畑結希（※「高」ははしごだかが正式表記）と8期生の北川愛乃の2人。須田に呼び込まれる形でSHOWROOMに登場した高畑は「まだ夢のような感じ。ファンの皆さんが今まで支えてくださったおかげだと思っているので、まずファンの方に感謝を伝えたいです」とファンに感謝し、北川は「コメント見てファンのみなさんが喜んでくれるのが嬉しすぎて……」と涙ながらに新選抜の喜びを語った。

改めて新センターの感想を求められ「誰もが自分の信じた道を諦めなくていいと思ってもらえたら。それが私が選ばれた意味だと思う。ポジションや選抜関係なくみんなが輝けるシングルになれば」と語った須田。最後は10月31日の自身の誕生日を、高畑と北川にサプライズケーキでお祝いされ、笑顔で配信を終えた。

SKE48 26thシングル「ソーユートコあるよね？」の選抜メンバー18名は以下の通り。

チームS：井上瑠夏、北川愛乃、野島樺乃
チームKII：荒井優希、江籠裕奈、大場美奈、惣田紗莉渚、高柳明音、竹内彩姫、日高優月、古畑奈和
チームE：浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、須田亜香里、高畑結希