『やすらぎの刻~道 #147 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
- 公一
- 三平
- お前
- 荒木
- 三平兄
- 信子
- 鉄兵兄
- 家族
- 屋根
- 見捨
- 公次兄
- 絶対
- 前線
- 鉄兵
- 馬鹿
- 本当
- 味方
- お国
- ボロボロ涙
- マロ
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > 戯曲・シナリオ
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『やすらぎの刻~道 #147 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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やすらぎの刻~道 #147 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
詳細情報
◇番組内容
“ガサ入れ”騒動も落ち着き、ようやくいつもの時間が戻ってきたと感じていた菊村栄(石坂浩二)。そんな時、昔の出演作のラストシーンを撮り直すと言って、荒れた海に入った九重めぐみ(松原智恵子)の姿に、仕事へのすさまじい執念を感じた栄。彼女の行動に触発され、『道』の続きを書き始める…。1989(平成元)年、65歳になった根来公平(橋爪功)、66歳になったしの(風吹ジュン)を中心に新しい物語が始まる…!
◇出演者
石坂浩二、梅宮辰夫
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二、阿部雄一、池添博、唐木希浩
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
(菊村 栄)〈父 栄一が
あの世から現れ
また あらすじを
求められてしまった〉
〈いつの間にか
すっかり しのちゃんの
ファンになったらしく
今回は 『道』の展開に
熱心に耳を傾けた〉
(根来公平)
〈荒木さんの言いつけで
軍の偉い人の宴席を
手伝わされた しのちゃんが
尻を触られ キレてしまって
酒をぶっかけて
逃げてきてしまった〉
〈怒った荒木さんが
押しかけてきて
しのちゃんを謝りに行かせろと
ねじ込んだが
公一兄ちゃんは
敢然と それを断った〉
しのは うちの家族の一員だ。
家族を守るのが家族の務めだ。
〈鉄兵兄さんが それに加わって
荒木さんの事を ののしったので
荒木さんは
怒って帰ってしまった〉
〈兄さんたちのとった行動に
僕は感激して
涙が出てしまった〉
〈しかし…〉
この家を出たいって話。
あれは本当か?
本気で
そんな事 考えてるのか?
なぜだ?
理由を言ってくれ。
俺の近くにいるのが嫌だからか?
俺のそばから離れたいからか?
違う。
それじゃ なぜだ? えっ?
お国のために
役に立ちたいから。
公次兄ちゃんが戦地に行ったり
ああいうの見ていて
イライラしちゃうの。
じっとしていられないの。
みんなが
ああやって戦ってるのに
こうやって
ぬくぬく家庭にいるのが。
私 もっと直接的に
お国のために何かしたいの。
何かって…
具体的に何がしたいの?
前線で… 弾の行き交う中で
傷ついた兵隊さんを
直接 助けるとか。
(三平)従軍看護婦になるって事か。
例えば。
じゃあ 1つ
お前に質問するけど…。
もしも 前線で
お前の目の前に
傷ついた敵兵がいて
助けを求めたら
お前 助けるか?
放っとくか?
助けないわ。
放っとくのか?
だって 敵なんでしょ。
敵も人間だぞ。
だけど敵でしょ。
そいつにも父親や母親や
弟や妹がいるかもしれないぞ。
戦場で
そんな馬鹿な事 考える?
敵か味方か。
それだけじゃない。
そっか…。
(三平)それなら
好きなようにするんだな。
俺には
多分 そんな事できない。
だから あんたは
駄目だって言うのよ!
そんな弱虫じゃ
前線で すぐ死ぬわ!
そうかもしれないな。
俺は すぐ死ぬな。
(しのの声)「しばらく家を出ます
ごめんなさい」
「落着き先が決ったら
連絡します」
〈しのちゃんは
そのまま帰ってこなかった〉
(根来幸子)どうしよう…。
〈家族が また一人
家の中から欠けた〉
〈そんな騒ぎの中…〉
(荒木)公一は どこだ!?
まだ畑だけど 何か…。
鉄兵んとこに 赤紙が来たんじゃ。
えっ!
それを あいつに
たった今 届けたら
事もあろうに
あいつ その赤紙を
わしの目の前で
破り捨てたんじゃ!
えっ!?
何をしたんじゃ!
徴兵拒否は重罪だぞ!
どうするつもりだ?
殺し合いは嫌じゃ。
食うためでもないのに
生き物を殺すのは 性に合わん。
殺すのも嫌だし
殺されるのもかなわん。
わしゃ逃げる。
逃げたって捕まる!
絶対 捕まらん。
山ん中入ったら 誰にも負けん。
山は わしの味方じゃ。
別れじゃ。
〈昭和18年1月〉
〈祥恩寺の梵鐘が
供出させられてしまった村には
いつもなら
大みそかに流れるはずの
除夜の鐘の音も 全く聞こえず
徴兵拒否で山に逃げた
鉄兵の行方は
ようとして
わからないままだった〉
〈その朝
何枚かの年賀状に交じって
音信の絶えていた
しのからの手紙が初めて届いた〉
〈しのは
横須賀の海軍病院にいた〉
〈三平は すぐさま横須賀に飛び
久しぶりに
しのとの再会を果たした〉
徴兵検査 ついに受けたよ。
どうだった?
甲種合格。
この10日には入隊だ。
本当…。
いつだったか 三平ちゃん
私に聞いた事あったでしょう?
もしも敵兵が
目の前に倒れてて
苦しんで 救いを私に求めたら
お前 助けるか?
見捨てていくか? って。
ああ。
あれから ずっと考えてたの。
あの時 私
見捨てるって言ったでしょ?
でも 今 私
考えが変わったの。
いくら敵だろうと 味方だろうと
見捨てる事なんて
とてもできないだろうって。
なんて 私
馬鹿な返事したんだろうって
あれから ずっと後悔してたの。
戦争っていうのが
どんなに怖いものか…。
どんなに怖くて ひどいものか…。
今頃 やっと少しわかったの。
馬鹿よね 私。
死なないで。
絶対 死なないで。
♬~
〈1月10日が
兄ちゃんに課せられた
甲府連隊への入隊の日だった〉
〈事件が起きたのは
その夕飯の時の事だ〉
戦争に行くのは
やっぱり 俺 嫌だ。
どう考えても 殺し合いはできん。
俺 逃げる!
何を馬鹿言い出すんじゃ…!
山の奥に逃げる。
誰にも捕まらん!
鉄兵兄さんのように
逃げおおせてみせる!
鉄兵兄さんは
結局 死んだんだ!
俺も鉄兵兄さんと
同じやり方がしたい。
アホな事 抜かすな!
そんな事したって 絶対捕まる!
捕まらん!
(公一)捕まる!
徴兵逃れは お国への反逆じゃ!
兄ちゃん!
お前だけじゃない!
公平も わしも 信子も 幸子も
この家のもんは みんな共犯じゃ!
(公一)
みんな捕まって拷問を受ける!
俺は…。
(公一)黙って聞け!
いいか? 日本は今
列国相手に 一生懸命
みんなで戦ってるんだ!
お前一人だけ逃げようなんて
そんな事は許されん!
(公一)鉄兵兄さんのした事だって
ありゃあ 国への裏切りじゃ!
お前 兄さんに
感化されたんか知らんが
うちの一家が
そんな事するのは許さん!
絶対に許さん!
(公一)そんな恐ろしい事
二度と考えるな!
(公一)信子 飯をよそえ。
(信子)はい…。
(三平のすすり泣き)
(すすり泣き)
兄ちゃん…。
おらにも 夢があった。
今までどおりの
貧しい暮らしでいい。
貧しくても この村で
一家が楽しく固まって…。
それぞれ 嫁もらって
子供こさえて…。
(三平)それで
みんなが固まって住んで
人手が足らん時は
結や無尽で助け合って…。
いつも みんなで話し合った
わしらの夢じゃ。
その夢を果たさんで…
死ぬのは たまらん!
♬~
兄ちゃん!
死ぬとは限らんのだから…!
♬~
(信子)生きて帰って…
夢かなえようよ。
〈しかし その夜…〉
(信子)三平兄ちゃんが…
屋根で… 毒飲んだ!
〈三平兄ちゃんが自殺した〉
〈三平兄ちゃんは
徴兵されるのを拒み
屋根の上で薬を飲んで
自ら命を絶ったのだ〉
〈徴兵を拒否して
自殺したなんて事が
公になったら大変だから
僕らは必死に その事を伏せ
屋根を修理していて足を滑らせ
誤って転倒して死んだ事にした〉
〈それから
公次兄ちゃんの戦死を告げる
役場からの知らせが
薄い紙切れ一枚で届いた〉
〈三平兄ちゃんの遺骨を埋めて
まもなく
僕らは再び墓を掘り起こし
公次兄ちゃんの骨つぼを埋めた〉
実は お話があるの。
なんだ?
実は 私
今 おなかに赤ちゃんがいるの。
今 もう6カ月に入ったの。
(むせる声)
(公一)むちゃ言うな!
大体 誰の子だ? 相手は誰だ!?
三平。
(公一)三平!?
三平兄ちゃん!?
うん そうなの。
だから 私
きちんと産んで育てるの。
〈それを聞いた公平は…〉
よかったら あの… その…。
結婚する気ない?
誰と?
お… 俺と。
命を懸けて 一生守る。
〈これが
戦時下のドサクサってやつだ〉
〈それは荘厳な情景だった〉
〈なんだか わからないが
ボロボロ涙が出た〉
〈しのは頑張った〉
〈僕も頑張った〉
〈何がなんだか わからないけど
一つの命の誕生に初めて立ち会い
ボロボロ涙が出た〉
(菊村・お嬢)やめなさい!
(お嬢)訴えるわよ!
(水谷マヤ)大歓迎!
(中里 正)高井の秀さんから
果たし状が来た。
(名倉修平)
マロさん がんなんです。
どうしようもない野郎だなあ
マロってのは。
(マヤ)どうしようもない奴よ。
いいとこ書いてやらないと
告別式が陰惨にならないかねえ?
(桂木怜子)あの野郎…!
(中川玉子)茄子の呪い揚げを
やりましょう!
(一同)やろう!
(九重めぐみ)
私ね 秀さんを殺しちゃったの。
鉄兵が生きとったって 本当か?
〈11月1日からは
『やすらぎの刻~道』の
平成編がスタート〉