女が車で検察官はね飛ばして逃走! 防犯カメラがとらえた驚きの瞬間
- 収監直前の女が仲間の車に乗り込んで逃走
- 制止しようとした事務官をはね飛ばす
- 「荷物を取りに行きたい」と言って、車に乗り込む了解を得ていた
急発進した車が男性をはね飛ばし…!
10月30日日午前11時前、大阪府岸和田市で防犯カメラがとらえていたのは、ハザードランプをつけて停まっている1台の軽自動車。
そこに、数人に囲まれるようにしてボーダー柄の服を着た女が現れ助手席に乗り込んだ。
次の瞬間。
車は止めようとした男性をひいて逃走。
現場で一体何が起こったのか?
関西テレビ 坂元龍斗アナウンサー;
大阪地検岸和田支部に収監される予定だった女が、男の車に乗り逃走したということです。
その際にこの辺りで事務官をひいたということなんですね。警察が現場検証をした人形のチョークの痕がまだ残っています。
逃げた女は、無免許運転過失致傷などにより、今日収監される予定だった岡崎公栄被告(49)。
目撃者(女性);
私が見たときは、もうこの辺で上を向いて倒れてたって感じです。
悲鳴というか、えーみたいな感じの女の人の声が聞こえて、それで覗いたら倒れてた。
防犯カメラは一部始終をとらえていた
防犯カメラは逃走の一部始終をとらえていた。
ハザードランプをつけ路上に止まっていたのはあずき色の軽自動車。エンジンはかかったまま。
4人の検察事務官らに囲まれ、ボーダー柄の服を着た岡崎被告は先頭を歩き、車へ。
足早に歩いているようにも見える。
そして助手席側に回り込み、ドアを開けて乗り込んだ直後、車が急発進。
立ちはだかった事務次官の制止を振り切り逃走。
身を挺して止めようとしたのは26歳の男性事務官。
腰のあたりにボンネットの一部がぶつかって路上に倒れ込み、左手や左肩に軽傷を負った。
目撃者(男性);
(事務官の男性は)しばらくして起き上がって来られたので、周りの方はちょっと寝といたほうがいいんじゃないかというふうにおっしゃってましたけども、検察庁の中で大丈夫やからと言って歩いて。
なぜ収監直前に男の車に乗れたのか?
なぜ収監されるはずの岡崎被告が逃走できたのか。
「車に荷物を取りに行きたい」
岡崎被告は、検察官が収用手続きの説明中に「乗ってきた車に荷物を取りに行きたい」などと言って、検察官了解のもと外へ。
周囲にいた事務官たちを振り切る形で逃走した。
逃げた岡崎被告は道路交通法違反などの罪に問われ、大阪地検岸和田支部から呼び出しを受けていた。
岡崎被告は身長約160cm。
細身で黒とカーキ色の帽子を被り、あずき色の軽自動車に乗っていた。
警察は殺人未遂などの疑いで、岡崎被告とあずき色の軽自動車を運転していた男の行方を追っている。
収監前に逃走…なぜ多発?
加藤綾子キャスター:
逃走した岡崎被告は、2019年5月に初公判が行われ、この時は出廷しましたが、その後の第2回・第3回の裁判には姿を見せなかったといいます。
そうしたことなどから保釈が取り消され、今日収監されることになっていました。
収監される際に逃走するケースも多いように思われますが、いかがですか。
佐々木かをり;
どういう背景だかわからなかったのですが、運転席に彼女の仲間がいたということになりますよね。
あの車が被告の彼の車だったとするとちょっとお粗末な気もしますし、警察の車の運転席には誰かが座っていなければならないのでは…。
いずれにしろ、早く捕まってほしいですね。
(Live News it! 10月30日放送分より)