第七話:暗殺者はパーティを開く
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馬車が屋敷の前に到着し、荷物と手紙を受け取る。
食料品がほとんどだ。
明日の婚約パーティは盛大にやるつもりで、金に糸目をつけずにいいものを仕入れた。
荷物を受け取ったついでに、こちらからの手紙も出しておく。
フラントルード伯爵向けの手紙だ。裁判に協力させるため、女装しルーという別人に成りすまして彼を誘惑した。
いわゆる、色仕掛け、暗殺者としてはそれなりにメジャーな手管だ。
用済みになったフラントルード伯爵はさっさと暗殺してしまうのが一番楽ではある。ただ、俺は無駄な殺しはしないと決めているし、彼は献身的に働いてくれたので、平和的に解決することを選び、いろいろと手間暇かけて穏便に済ませようとした。
距離を起き、手紙のやり取りですれ違いを幾度と起こし、恋が冷めるよう仕向け、二人の関係を自然消滅させる。
人の感情というのは操りやすいものだ。
明確な拒絶より、なんとなく合わないという実感、そちらのほうがよほど恋が冷める原因となりやすい。
『だというのに……』
手紙を見て、がっくりとしてしまう。
何度か手紙のやり取りをしているが、フラントルード伯爵の手紙に込められた情熱は衰えない。
あいつのことを軽く見ていた。
フラントルード伯爵は特別愛情深い人間……というわけではない。彼が俺の想像以上に馬鹿だった。
盲目的に理想のルーだけを見ているからこそ、手紙のやり取りで起きているすれ違いに気づきすらしていない。彼が見ているのはルーではなく、自分の頭の中にしかいない理想の女性だ。
「これはまずいな」
荒療治が必要となるかもしれない。もう二度とルーの姿になるのはごめんだったが、そうも言っていられない。
最悪、俺が名前と身分を借りた令嬢のところに奴が押しかけることだって考えられるのだ。そうなれば、色々と嘘がばれてしまい、面倒なことになってしまう。
そうなるぐらいなら、再びルーに戻って、馬鹿に現実を見せてやったほうがましだ。
「なんだ、この荷物は」
届けられた荷物を調べていると、珍しくタルトとディア宛の荷物があった。差出人はマーハ。
包装されており、けっこう大きい。重さからして服か?
中を開こうか悩んでいると、足音が聞こえて、そちらを向く。
タルトが息を切らせて走ってきた。
そして、俺から荷物をひったくり、胸に抱き寄せる。
「……中を見ました?」
「いや、見てはいないが」
「良かった。ぎりぎりセーフです」
タルトは訓練着のままだ。
馬車の到着に気付いて、慌ててここまで着たのだろう。
それが何か、気にはなるが聞きはしない。
聞いて教えてくれるぐらいなら、こんな乱暴なことはしないだろう。
「父さんとの訓練はどうだ」
意図的に別の話題を振る。それが一番無難だ。
「とても勉強になります。ルーグ様の
タルトの教育は俺が行っているが、珍しく父さんがタルトを鍛えると言い出した。
父さんなりに思うところがあるのだろう。
トウアハーデ流の花嫁修業かもしれない。
「そっか、その技をあとで俺にも教えてくれ」
「任せてください! それと、その後ろにあるのってパーティ用の食材ですか? うわ、すごい。見たことがない魚にとっても大きな海老、どっちも生きてるなんて」
「パーティはいろいろと面白いものを作ろうと思ってな」
「私が手伝ったら駄目なんですよね」
「今回は俺一人でやる。みんなを驚かせたいからな」
ちょっとした悪戯をする。
今まであえてやらなかったことだ。
「楽しみにしておきますね」
「あっさりと引き下がるんだな」
「今回は私達だって、サプラ……ごほんっ、ごほん。あの、えっと、そろそろ休憩時間が終わるので戻ります」
来たときと同じような勢いでタルトが戻っていく。
荷物を持ったまま。
いつまで経っても、そそっかしいところは直らない。
◇
自室に戻り、荷物と一緒に届いた、俺宛の手紙を読む。
手紙は四通あった。
一つ目はマーハからの報告書。オルナの経営状況と事業計画の進捗が簡潔にまとめられている。
魔物の増加で、流通が滞り、多くの商会が赤字を出しているなかオルナはきっちりと黒字を出している。
その黒字に貢献したのは、軍向けに用意した新商品。
現場で極めて好評らしく、大量かつ長期的な取引になりそうだ。そうなればオルナは安泰になる。
二つ目は、騎士学園からの手紙だ。
ついに改修が終わったらしく、再来週から学園が再開されるそうだ。
それ自体は喜ばしいことだが、鬱陶しいことが一つある。
今回の土竜魔族退治の功績を称える式典を学園で開くようだ。
理由はわかる。学園は魔族に寄って壊滅させられ、学園が危険だというイメージが植え付けられてしまった。
そのイメージを拭わなければならない。だからこそ、魔族討伐の宴を学園で華々しく行うと同時に、俺がいるから安心だと印象を内外に植え付ける。
「それぐらいは我慢しようか。学園自体は嫌いじゃないし」
ディアとタルトの制服姿が見れる。
あれはいいものだ。
そして、三つ目の手紙は……。
「ネヴァンか、思ったより早かったな」
手紙の差出人は、ネヴァン・ローマルング。四大公爵家の令嬢にして、俺を欲しがっている女。
先日、父に頼んで俺とディアたちの婚約を周知してもらった。
貴族が婚約する場合、属する地域の顔役に決められた書式でその旨を伝える。すると顔役が自らが取りまとめている下級貴族たちと中央にその伝達をする。
報告は貴族の義務であり、これをしないと正式に婚約したことにはならない。
この地域の顔役はアイラルッシュ辺境伯であり、そのさらに上に位置するのはローマルング公爵家。
ネヴァンの耳に入るのも時間の問題だった。
とはいえ、婚約の邪魔をする気はないらしい。
むしろ、結婚に前向きな姿勢が見れて、同性愛者ではないとわかり安心したと書かれているし、祝いの言葉もある。
最後に、三人も四人も一緒と書かれているあたりが怖いが、当面は大丈夫だろう。
そして、四つ目の手紙。
「……まあ、そう言われるよな」
顔役である、アイラルッシュ辺境伯からの手紙だ。
簡単に言うと、貴族を集めて婚約パーティを開けというものだ。忠告だと書いてあるが、ほとんど命令しているようなもの。
父さん宛の手紙もあったが、そこにも同じことを書いているだろう。
婚約をする際のルールとしては顔役に報告をするだけでいい。それで婚約は成立する。
しかし、貴族としての一般常識を鑑みると、跡取りが結婚した場合、彼が言う通り、親交のある貴族を集めてパーティを開くものだ。
俺は返事の手紙を書く。
きっぱりと断る旨をだ。
俺だって常識はわきまえている。
だが、大して親しくもない貴族たちを集めてのパーティなんてごめんだ。
疲れるだけだし、ディアたちが何も知らない連中に下世話な目で値踏みされるのは我慢ならない。
第一、アイラルッシュ辺境伯の魂胆も目に見えている。
今の俺が婚約パーティを開けば、有力な貴族たちが集まるため、そこで顔を繋ぎたい。
あるいは、重箱の隅をつつくように、文句を言いまくって馬鹿にして、下級貴族のくせに目立っているトウアハーデにお灸を据えたい。
そんなものに付き合っていられるか。
貴族社会の出世レースや権力競争は好きな奴らで勝手にやればいい。
手紙を書き終えて、使用人にその手紙を出しておくよう伝える。
「これでよしと。そろそろ、料理の下ごしらえをするか」
明日はマーハを迎えに行かなければならない。
今日のうちにできる仕込みは全部終わらておこう。
◇
翌日、飛行機を使いマーハを迎えに行ってきた。
着陸して、マーハを降ろすと青い顔をして、マーハが膝をつく。
口を抑えて吐き気をこらえているようだ。
「大丈夫か?」
「……かなりきついけど問題ないわ。ルーグ兄さんから聞いてはいたけど、想像以上。飛行機が量産されたら物流業界に革命が起こるわね」
「量産は難しいだろうな。要求する魔力量が半端ないし」
「それは問題ね。でも、個人用に一つあれば……なんてどうしても思ってしまうわね。もう少し私に魔力があれば操れるのだけど、とても無理そう」
飛行機を欲しがるマーハの気持ちはわかる。飛行機があれば、何日もかかる旅路が数時間で済む。そうすれば、スケジュールに余裕が生まれる。
忙しい経営者にとって、時間は何よりも貴重だ。
年中、取引で世界を駆け回るマーハならなおのことだ。
「少し考えてみるか。ファール石を取り付けて充電式にすれば、マーハでも動かせる飛行機が作れる。一年中、飛び回っているマーハには、こういう足は必要だし、作ってみよう」
ファール石を取り付けるだけでは、魔力の確保は出来ても操縦はできないだろう。
制御用の魔道具を開発しなければならない。
少々、骨が折れそうだ。
それでも、マーハのためなら、それぐらいはして見せる。
「嬉しい。楽しみにしているわ」
マーハが微笑む。
この笑顔が見られただけでも、約束した価値があったというものだ。
◇
それから、パーティが開かれるまでに料理を仕上げて、会場となるパーティルームへ運ぶ。
めったに使わないが、トウアハーデにもそういう部屋はある。
時間がくるまで誰一人、ここには入らないように言いつけてあった。
こちらに着いたばかりのマーハも、タルトの部屋でパーティの始まりを待ってくれている。
「なんとか約束の時間までに設営が終わったな」
俺はパーティ会場を見渡す。
満足の行く出来だ。
装飾は俺好み、料理はバイキング形式にした。
料理を大皿に盛り付け、大皿ごと湯煎することで冷めないように工夫している。
ホテルなどで取り入れられる方式。直接火にくべないから焦げ付いたり、煮詰まったりしない。
並べられている料理のうち、半分は我が家の味と呼べる家庭料理。クリームシチューやキジのロースト、ディアの好物のグラタン、ルナンマスの塩焼き、トウアハーデ領でとれた野菜のサラダ、大豆パンなどなど。
そして、もう半分は贅沢かつ変わったメニューを揃えた。
例えばうなぎの蒲焼き。トウアハーデにうなぎは居ないが、南のほうに行った街では盛んに食べられている。
生きたままのうなぎを仕入れ、醤油の代わりに魚醤を使い、甘みはハチミツとワインでみんなの口に合うようにたタレを使い、炭火で焼いた。
この世界ではうなぎは煮込みにして食べられるが、やはり炭火で蒲焼きにするのが一番うまい。
肉の料理には王都で人気のある食べるためだけに育てられた高級な牛肉を使い二品使った。
一品目は低温調理を駆使して作った最上のローストビーフ。
二品目は頬肉とテール肉というゼラチン質たっぷりの部位を使い、特製デミグラスで煮込んだとろとろのビーフシチュー。
どちらも自信作だ。
海の幸は、うなぎと同じく生きたまま仕入れたロブスター。カルパッチョとレアに仕上げて限界まで海老の甘みを引き出したエビフライを用意してある。
そして、デザートにはチョコをふんだんに使って仕上げた、チョコレートケーキの王様と呼ばれる俺のお気に入りケーキを作った。
これらは前世の知識を駆使して作った、こちらでは誰も食べたことがないご馳走たちだ。
俺も両親も普段は贅沢をしない。
だけど、贅沢が嫌いなわけじゃない。
こういうときぐらいは羽目を外すし、そういった贅沢な味に疲れたら落ち着けるよう、家庭料理も用意した。
常々、思うのだがパーティで食事は大事だ。
うまいものを食べているとそれだけで気分が盛り上がり、他のことも全部楽しくなる。
だからこそ、ここに全力投球してある。
「そろそろ時間か」
時計を見ると、パーティの始まりの時間になっていた。
さきに父さんと母さんがやってくる。
二人共、外行きのお洒落をしており、母さんの首元には俺がプレゼントしたアレキサンドライトの首飾りがあり、よく似合っている。
母さんを褒めると照れくさそうにはにかんだ。
そして、俺の婚約者になる三人がやってくる。
「綺麗だ」
一瞬、見惚れてしまった。
三人が三人とも、見たことがないドレスを身にまとっていた。
なるほど、マーハがディアとタルトに贈ったのはドレスだったのか。
「ふふんっ、いつもルーグにはサプライズを仕掛けられてばっかりだから、今回は私たちから仕掛けたんだよ」
「あの、似合いますか?」
「ルーグは幸せものね。こんな美少女三人と婚約できて」
俺は微笑する。
たしかにそうだ。
三人が三人とも美しい。
きっとマーハが見立てたのだろう、三人ともそれぞれの魅力を引き出すドレスを纏っている。
今の三人が、俺の作った指輪を身につける姿を一秒でも早く見たい。
「……これは一本取られたな。さあ、三人とも中央へ。パーティを始めよう。俺たちの婚約祝いだ」
美しい婚約者たちと、優しい両親、それにご馳走たち。
今日はきっと、最高の一日になる。
ワインを開けて、乾杯の準備が出来た。
さあ、パーティを始めようか。
いつも応援ありがとうございます。『面白い』『続きが気になる』などと思っていただければ画面下部にある評価をしていただけると非常にうれしいです!
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