初の日本開催となった米PGAツアー、ZOZOチャンピオンシップ(千葉・アコーディア習志野CC)は、タイガー・ウッズ(米国)の通算82勝目というツアー最多記録に並ぶ歴史的勝利で幕を閉じた。
悪天候もありながら、トッププロの観戦に多くの日本のファンが集まるのを見て、「日本でもこんなにも人が集まるのだ」と驚きだった。28日の月曜の朝まで持ち越したが、きっとテレビ視聴率だって良かったに違いない。
さて、その米PGAツアーのトーナメント会場で、いよいよ来年からギャンブルができるようになりそうだ。大会期間中、現地を訪れたPGAツアー会長のジェイ・モナハンさんが海外メディアに話し、米国では大きく伝えられている。
現在、スポーツギャンブルはあらゆる種類のスポーツで繰り広げられている。米国ではこれまで、ギャンブルが合法なラスベガス(ネバダ州)を中心に大きく展開されていた。そして昨年、米最高裁が「他の州でも合法」とする判決を下すと、米PGAツアーはただちに、トーナメント会場で購入できるギャンブルの検討に入っていた。
「大きなビジネスチャンスだ」とモナハン会長は積極的だ。PGAツアーが胴元になり、ファンが参加する仕組み。早ければ来年にもいくつかの会場でギャンブルができるようになるという。さすが米ツアー。ビッグマネーが動きそうな気配だ。
日本でいうところのスポーツくじのようなものかと想像するが、その金額に興味津々。ZOZOチャンピオンシップにも近い将来導入されれば、大会はさらに盛り上がるのかもしれない。(全米ゴルフ記者協会会員)