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【芸能・社会】

松尾スズキ、中山美穂との“怪演”話題に 監督・脚本・主演のR18コメディー

2019年10月30日 11時46分

新作映画について会見した松尾スズキ

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 人気俳優を多数抱える劇団で芸能事務所「大人計画」を主宰する松尾スズキ(56)が監督を務める映画「108 海馬五郎の復讐と冒険」が公開中だ。長編4作目にして初めて監督・脚本・主演全てに挑んだR18コメディー。中山美穂(49)ら豪華キャストが怪演している。

 愛する妻(中山)が会員制交流サイト(SNS)で浮気を告白。その投稿に「いいね!」された数と同じ108人の女を抱き、離婚した場合の財産分与1000万円を使い果たすため、脚本家の海馬は無謀な復讐計画に乗り出す。

 これまで松尾と接点がなかった中山が映画出演を快諾し、過激な演技を披露。松尾は「シナリオへのリスペクトがすごかった」と起用を振り返った。殴られ、血だらけになる場面では「面白い!」と写メを撮っていたとか。「何でも来い、って感じで楽しんでましたね」

 圧巻なのはローションまみれの全裸男女50人以上が入り乱れる「女の海」の場面。松尾も加わり、「人間がまるで中華丼の具のよう。思い描いた妄想が絵になった」と満足げに話した。全編ハードな撮影が続き、やつれて走る姿もぶざまになるほど。テーマの一つである中年クライシスにリアリティーを持たせた。

 R18指定への注目度が高いが、「大人の恋愛や結婚事情にまつわる、悲喜こもごものコメディーをむしろ見てほしい」と期待を込める。主題歌は11年前に松尾の舞台で使った星野源「夜のボート」を新録した。

 

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