中日・根尾 外野グラブを沖縄へ持参 「もちろんやりますよ」ショート以外への挑戦に前向き

　新しい挑戦も受けて立つ。この日、宮崎から沖縄入りした根尾昂内野手（19）は遊撃以外のポジションを練習することを好意的に受け止めた。「もちろんやりますよ。チームに必要なところに入るのが選手なので。全力でやるだけです」と意欲を見せた。

　これまでの野球人生でほとんどのポジションを守ってきた根尾だが一塁と二塁は未知の領域。「今まで右側を守ることが少なかったんですよ」。さらに外野を守ったのは昨年9月のU―18アジア選手権で右翼のポジションに就いて以来。基本路線が遊撃ということは変わらないが、沖縄には外野手用のグラブも持参。新たな自分の可能性を開拓する。

　28日まで行われたフェニックス・リーグでは全16試合にフル出場したが、62打数10安打で打率1割6分1厘。当然、満足いく結果ではない。「修正する面もあるし、無駄を削る必要も出てくる」と打撃でのレベルアップも課題だ。沖縄での時間を11月末のウインター・リーグ（台湾）、さらに来季へとつなげていく。