Photoshop、ワンクリックで物体選択するAI機能を実装へ
モノ撮り写真の補正がめちゃくちゃ捗りそう
クリエイターなら知らない人はいないAdobeの画像編集アプリPhotoshop。使ったことのある人なら誰もが手間だと思う「編集範囲の選択」がより簡単にできる機能が実装されます。AdobeはAIベースになった新たな選択ツールのプレビュー動画を公開しました。
新たな自動選択ツールでは、被写体をAdobe Sensei AI(この場合は、機械学習による被写体認識アルゴリズム)で判別して、複雑な物体を数秒で選択できるようになります。使い方は簡単、被写体を選択してクリックするだけです。
たとえば縮れ毛の犬やしわの多いシャツといった複雑な物体を選択しようとする場合、以前の自動選択ツールや投げ縄ツールでは、細かい調整を繰り返しながらクリックし続ける必要がありますが、それも1回のクリックで済みます。また、集合写真から隣り合った2人を切り出す場合や、被っている帽子だけを選択したいときには、マーカーをドラッグして範囲指定すれば、指定した中の物体だけを切り出せます。
被写体によっては、より厳密な範囲選択を行うために、これまでのように選択ツールを駆使する必要があるかもしれません。それでも、この新たな自動選択ツールによって、数秒から数分はかかる範囲選択の手間の大幅な削減が可能となることでしょう。
実はこの機能と似た機能はアマチュア写真家をターゲットとしたPhotoshop Elements 2020で10月初めにすでに実装されています。Adobe Creative Cloudをサブスクリプション契約している人の中には、いつPhotoshopに来るのかと待ちわびていた人もいるかもしれません。Adobeは肝心のリリース日を「まもなく」としか謳っていませんが、少なくとも実装されることだけは間違いありません。
「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催
広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。