トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

貴景勝「出ますよ、はい」九州場所ゴーサインも慎重…「再断裂気をつけてパワーアップ」

2019年10月29日 19時32分

てっぽうで汗を流す貴景勝

写真

 大相撲秋場所で大関復帰を決めたものの、左大胸筋肉離れの重傷を負った貴景勝(23)=千賀ノ浦=が29日、福岡県篠栗町の千賀ノ浦部屋宿舎で九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に向けて始動した。患部の回復が注目されるが「出ますよ、はい」と、昨年は初優勝を味わった験の良い一年納めの場所出場に自らゴーサインを出した。

 大関の座を取り戻し、次の目標は1つしかない。「大関に戻ったのだから100%、優勝を狙わないといけないし、しないといけない」

 最難関のゴールを目指し、自らを鼓舞するスタイルは秋場所と同じだ。先場所は、大関復帰の条件の10勝という数字がクローズアップされる中、賜杯狙いを早々に公言。左胸を痛めた優勝決定戦で敗れたが、有言実行にかぎりなく近づいた。

 一方で、相撲を取る稽古は負傷後から自重しており、この日もてっぽうや若い衆への胸出しだけ。「(患部の)再断裂に気をつけてパワーアップしたい」と話すなど、万全の状態とは言い難い。

 それでも、「さらに上を臨めるように、今年も自分にとって良い分岐点にしたい」とあくまで前向きな姿勢は崩さない。1年前の歓喜を再現するためにペースを上げ、出場&V宣言が強がりでないことを証明したい。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ