ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やすらぎの刻~道 第145話 石坂浩二、ミッキー・カーチス、橋爪功… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『やすらぎの刻~道 #145 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. マロ
  2. 台風
  3. 宗匠
  4. 本番
  5. 一回
  6. オッケー
  7. ガサ入
  8. フフッ
  9. ロク
  10. 海鳴
  11. 危険
  12. 菊村
  13. 高井
  14. 作品
  15. 撮影
  16. 先生
  17. 理事長
  18. ツイ
  19. マセラティ
  20. ラスト

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『やすらぎの刻~道 #145 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

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やすらぎの刻~道 #145 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

詳細情報
◇番組内容
“ガサ入れ”騒動も落ち着き、ようやくいつもの時間が戻ってきたと感じていた菊村栄(石坂浩二)。そんな時、昔の出演作のラストシーンを撮り直すと言って、荒れた海に入った九重めぐみ(松原智恵子)の姿に、仕事へのすさまじい執念を感じた栄。彼女の行動に触発され、『道』の続きを書き始める…。1989(平成元)年、65歳になった根来公平(橋爪功)、66歳になったしの(風吹ジュン)を中心に新しい物語が始まる…!
◇出演者
石坂浩二ミッキー・カーチス橋爪功藤竜也名高達男笹野高史山谷初男松原智恵子草刈民代板谷由夏
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
阿部雄一
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】中込卓也テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
 https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yasuraginotoki/

 

 


〈『やすらぎ体操 第二』〉

〈はい 体でリズムをとります〉

〈手を口に オッハー はい〉

〈体をたたきます〉

〈はーい もう一回〉

〈歩きまーす〉

〈一歩ずつ前へ はい〉

〈はい 大の字です〉

〈はい モンキーダンスに
体をひねります〉

〈手を上げて…

首! 首! 首!〉

〈はい スクワットです〉

〈はい もう一回〉

〈はい 次は 一本足打法

〈おー! はい〉

〈明るく〉

〈おい〉

〈はい 大の字〉

〈もう一回 大の字
もう一回 大の字〉

〈はい 手を口に〉

〈気を吐きます はーい〉

〈さあ 最後は
ジャマイカのポーズ〉

〈はい!〉

(菊村 栄)〈101号で
華々しく開かれていた

マロたちの鉄火場に
ガサ入れのあった翌日…〉

〈柳介とともに大麻で捕まった
広中しのぶから

柳介の元に
こっそりメールが入った〉

〈駅前のコーヒー屋で
ひそかに しのぶと会い

くにへ帰るという
しのぶを送った〉


〈2人が本当に
愛し合っている事を知った〉

♬~

なあ 釣りをするのも
久しぶりだねえ。

(マロ)ああ。
ハハッ…。

(ロク)やすらぎの郷
本来の暮らしが

なーんか
久方ぶりに戻ってきた感じだ。

うん。

あれから どうなった?
何が?

博打の一件だよ。
ああ…。

絞られた。

ツイてねえ。

ヘヘッ…。

で… もう諦めたのか?

だって お前
せっかくのさ 名倉紙幣をさ

全部きれいに
燃やされちゃったんだよ。

うん。
十何億が一瞬でパーだよ。

ツイてねえよ。

フフッ… まあ いいじゃないか。

短い間だったけど

じいさん ばあさん
十分 楽しませたんだ。

しかし 冷たいもんだったぜ。

うん? 何が?

連中 俺たちにさ
全部 責任押しつけてさ

自分たちは
元々 嫌々だって言ったのに

無理やり引っ張り込まれた
なんて言ってるんだよ。

口そろえて逃げやがったんだよ
みんな。

ああ…。

(マロ)マヤ姐も 桂木夫人もよ
玉子さんも… 宗匠までだよ。

ああいう時ってさ
人の本性ってわかるな。

ああ わかる。

あいつら
ろくな死に方しねえだろうな。

(リールの回転音)
あっ 引いてる! 引いてる!

〈彼らは
あの一連のガサ入れ事件が

理事長たちの仕組んだ
芝居であった事に

どうやら
全く気づいてないみたいだった〉

〈私もバラす気はなかった〉

〈あのまま
黙っていたほうがいいのだ〉

〈ガサ入れのショックは
みんな すぐ忘れる〉

〈ひと月もしたら
きれいに忘れる〉

〈代わりに あの何日かの

鉄火場の
スリルと興奮の思い出が

ボケかけた脳のどこかの片隅に

楽しかった記憶として
かすかに残る〉

ああっ! 逃げられたよ。

あーあ。
あーあ…。

フフッ けどさ…。
(マロ)うん?

結局 あれ
誰が一番儲かったんだろうね?

お嬢さ。
えっ?

ガサの入った日 ほら
お嬢だけ いなかっただろ?

ああ… そういや
いなかったな。


あいつは
その前 随分稼いだから

ここらでやめようってさ
手ぇ引いたんだよ。

そうなの。
(マロ)あいつ あれでね

そういうところ 結構ね
しっかりしてるんだよ。

1億近くは稼いだと思うよ。
へえ。

あいつさ あの金でさ
マセラティ買う気だったんだよ。

よいしょ。
マセラティ!?

うん。

ほら あの
コンバーティブルっていうか

ルーフの開くやつよ。
だって 名倉紙幣で

マセラティなんて
買えないだろう。

いや 夢ん中で
買う気だったんだよ。

ああ~ 夢ん中でか。
夢ん中でだよ。

でもさ マヤのほうは

もっと あれ
稼いでたんじゃないの?

あいつはね
もっと ためる気だったんだよ。

えっ! あいつ そんなためて
何する気だったんだ?

劇団つくろうとしてたんだよ。

(菊村・ロク)劇団!?
(マロ)そうだよ。

10代のイケメン バーッと集めてさ
AKBの少年版つくって

その上に いつか
自分が こう 君臨するのが

あいつの長年の夢だったんだよ。

秋元康か。
いやいや 秋元康子。

フッフッフッ…!
知らなかったねえ。

知らなかった?

あっ… どうしました?

ちょっとよろしいですか?
ええ。 どうしました? どうぞ。

すいません。
どうぞ。

あっ…。
(せき払い)

あの… 何か?

めぐみさんの様子が
ちょっと変なんです。

変とは?

いや 撮影が もうすぐ始まるから
準備をしなくちゃいけないって

ソワソワしてましてね。

撮影…?

ええ。 中園組の撮影だと
言うんですよ。

それで カメラの坂出さん
照明の木内さんね

もう みんな
とうに亡くなった方たちですが

この近くの旅館に待機して

嵐の来るのを待ってる
と言うんです。

ああ…。
いや 先生 といいますのはね

大昔に『海鳴り』という映画が
ありまして

そのラストを
監督が気に入らないから

そのシーンを撮り直したいと
言うんですよ。

それで 私
台本を読ませてもらったんです。

そうしたら めぐみさんが演ずる
お里という女が

嵐の海で入水をするという
ラストでして。

『海鳴り』ですね。
いや… それ 私も見ました。

確かね 昭和20…
いや 30年… うん?

いや 先生ね あの作品は

キネ旬』の年間のランクで
1位か2位になった作品です。


そうそうそう…
そうです そうです!

ですから
めぐみさん その作品で

あの… 確か いくつか賞を…。

ええ ええ。
あの… それなんですよ。

それで そのラストシーンを

監督が
どうしても納得がいかないと。

で 本物の嵐が近づく海で
撮り直したいと言っているんです。

マジですか!?

それで
今 接近している19号ですか

あれの来るのを待って

下の海岸で撮り直すと
言うんですよ。

えっ…?

で もう 撮影クルーは
準備に入ってるから

どうしても 私も
出演をしなければいけない

と言ってます。

でも お里って
いくつの設定でしたっけ?

えー あの女性は 28… 29…
まあ いずれにせよ 30前です。

それを あの… 今 めぐみさん
やれるっていうんですか?

やれると言っています。

今どきの
テレビの若手女優なんかが

まねのできない演技をするんだ
と言ってます。

それを
この実際の台風の中でですか?

はい。

危険ですよ!
危険です。

危険ですが 彼女は
もう やると覚悟をしています。

ならばと
私も協力をする事に決めました!

およしなさい。 ねっ?

めぐみさん その…

半分
わからなくなってるんですよ。

ですから あの…
理事長に相談して

ねっ? ドクターストップを
かけるべきです。

いや 思いどおりに
させてあげたいんです。

(ため息)

そんな あの…

高波に近づくだけでも
それは むちゃですから。

いや 近づくんじゃないんですよ
先生

入水するんですよ。

余計むちゃですよ!

私がサポートをします。
いや いけません!

やらせます。
いや 駄目ですよ。

彼女の決意に
なんとか沿ってあげたいんです!

駄目です!
そんな事はいけません!

そりゃあ むちゃですなあ。

むちゃでしょう!?

いや ですから 理事長から
止めてやってください!

でも 心配いりませんよ。

あの病気はね
何分か経つと すぐ気が変わる。

さっき言った事を
もう忘れちゃうんです。

いや…。
台風の接近は明日の朝でしょう?

もう その頃になったら
ケロッと忘れてますよ。

大体 今度の19号は

相当のレベルのものらしい
ですから

実際に近づいたら
海岸に出るどころか

建物から外へも
恐ろしくて出られませんよ。

しかし そうですか。
中園さんの『海鳴り』ですか…。

あれは懐かしい名作でしたなあ。

九重めぐみさんも
初々しくて よかった。

あれを
もう一度 撮り直すんですか。

ほう。 フフッ…。

(宗匠)えー 本日のお題は
「台風」 「野分」です。

昔は 秋の暴風の事を

草が
なぎ倒されたりする情景から

風流に「野分」と呼んでおりました。

まあ 今で言う台風の事ですな。

(宗匠)では
最初の句から始めましょう。

(宗匠)なるほど。

えー… 台風には あれだけ
はっきりとした目があるくせに

どっちへ進むか予測が立たない。
うん…。

眼鏡がありゃあ いいんですが。
ハズキルーペじゃ無理ですかな。

(一同の笑い声)

(宗匠)まあ 着眼のユニークさで
えー… 梅の中と致しましょう。

(アナウンサー)「現在 台風19号は…」

〈このところ 次々と起こる

やすらぎの郷
くだらない事件から

早く抜け出して

『道』の世界に戻ろうと
私は必死にあがいていた〉

終戦直後の小野ヶ沢から
私はドラマを一挙に飛ばし

40年後の平成の時代へ
舞台を突然 移すつもりだった〉

〈40年飛ばして
キャスティングも変える〉

〈いわば ここからが第2部だ〉

〈65歳の公平はロクさんに

66歳のしのは
我が妻 律子に演じてもらう〉

(風の音)

(電話)

はい。

ええ 菊村です。 えっ?

めぐみさんが!?

(高井)出ないでくださーい!
本番でーす! 本番でーす!

本番でーす! 本番でーす!
本番でーす!

用意… スタート!

♬~

カーット!

オッケー!

♬~

九重さん! オッケーです!
オッケーです!

(高井)お疲れさまでした!

♬~

(高井)よかったです。
よかったです。

♬~

(菊村栄一)ねえ あの子まだ独身?
あ… 独身だよ。

わしの事 話題にした事ある?

ないよ。