【謝罪会見一問一答】山口達也「またTOKIOとしてやっていけたら…」
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30秒間頭を下げた後に始まった山口達也(46)の会見は、謝罪と反省の言葉に終始した。矢継ぎ早に繰り出される質問に答える姿には以前のようなはつらつさはなく、うつむき、伏し目がち。沈黙が続いたり、声を詰まらせる場面もあった。酒好きで知られる山口だが、“入院”について語られたのは初めてで、退院してすぐの飲酒の告白は、築き上げたスターのイメージをさらに傷つけた。会見の一問一答を紹介する。
★本人が語る経緯
--経緯を詳しく
「今年の1月15日ぐらいからお酒の関係で体を壊しまして。1カ月間入院していたんですけど。1カ月たって体も良くなったとお医者さまの判断をいただいて、2月12日に退院することになりました。その日は朝しか仕事がなく、ご飯を買って、退院したし、お酒をちょっと飲もうかなという気になってしまいまして。つい飲み過ぎてしまいました。かなりの量を飲んだと思うんですけど、酩酊する感じになってしまい、その中でその女性に電話して、電話で話すよりも家に来て話さないか、ということで。被害者の彼女が『友人も連れていっていいか』ということだったので、『ああもちろん、いいですよ』ということで家に2人で来まして。20時ぐらい。暗くなる頃に呼び出して、親御さんも心配するだろうに。そこから断片的なんですが、被害者とそのご友人の方のお話だと30分から1時間ぐらい在宅して、私が席を外した時に家を出ていったという経緯です」
--報道されなければ活動を続けていたのか
「活動するにも事務所と相談していたと思います」
--隠蔽するつもりだったのか
「隠蔽はありえない」
--本人には直接謝罪したのか
「今警察の方とやっていて、私は直接お話はできないし、私の顔も見たくないと思うんで、代理の方がやってくれていると思います」
--被害届は
「取り下げられました」
★相手女性について
--女性とはどのように知り合ったのか
「以前に何度も、何度もといっても数えることは不可能ですけど、何度も会っている女性です」
--どんな女性
「すごく好感の持てる方です」
--どうして彼女を呼んだのか
「そこまでは言えないようなのでごめんなさい」
--女性にはお酒を勧めたか
「私は勧めていないと思うんですけど、捜査中なので詳しいことは申し上げられません」
--以前にも友人の女性と、あるいはほかの未成年の女性と家で酒を飲んだことはあったか
「ありません」
--女性の方はどうやって帰ったのか
「目が覚めたらいなかったので、もう帰られたんだなと」
--女性に厳しい言葉などをかけたか
「それはないと思います」
--報道されるまでどんな思いだった
「振り返ると2月12日にそういうことがあって、私はそれも知らずに、普通に仕事したのがすごく情けなくて。その間彼女は本当につらい思いを1カ月間して。したくもない話を警察に聞かれ、思い出して、苦しむ日々を送っていたと思うと言葉にならないです。本当に申し訳ございません」
--不快な思いをさせた意識はあったか
「そこも捜査中なので」
--相手が高校生ということは知っていたか
「もちろん知っておりました」
--2人とも面識はあったか
「あります」
--何歳と何歳か
「報道を聞いてから知ったんですが、私は未成年ということだけしか把握しておりません」
--2人とも仕事関係で知り合ったのか
「それも今捜査段階なので」
--未成年と共演が多い。女子高生はどんな存在だったのか
「女子高生とか、そういう限ったことでは見ていないです。とくには…仕事仲間です」
--女性の方から連絡なしに被害届が出された。気づかなかったか
「(連絡は)なかったです」
--警察に事情を聞かれるまで自分の行為は認識していなかったのか
「事件性があることだとは思っていなかった」
--(女性に)何かしてしまったという記憶はあるか
「そこまで細かい話もごめんなさい。今言うことができない」
--今回の女性以外に未成年の方を呼ばれたことはありますか
「ございません」
--親御さんの文章に「娘の心の傷」とあったが
「警察の方の事情聴取が始まってから毎日のように考えていて、簡単に心の傷という一言ではすまされないことで、『(自分の)家に来れば』っていうのが断れなかったこともあるだろうし。未成年からしたら大人の男性は怖かったんだろうなっていうことを後になって、もしかしたら一生忘れられない出来事になったのかなと考えると、本当に申し訳なく思います」
★酒について
--(事件当日の)酒量はどのくらい
「焼酎の瓶を1本ぐらい飲んでいたと思います」
--入院していたのはアルコール中毒で…
「ではなく、肝臓が疲れていたり、仕事が忙しかったので、家にいるよりは病院にいて、ちょっと休んだ方がいいという会社の考えで病院から仕事に通う形をとっていました」
--アルコールに対する依存はあったか
「依存的なものはないと自分では思っていて、ただ控えなくてはと思っていました」
--酩酊とはどの程度の状態だったか
「お酒を飲む人は分かるかもしれませんが、お店で寝てしまったり、どうやって家に帰ったか分からない、ということが分かる人もいると思いますけど。でも、家に来た2人(女子高生とその友人)と30分ぐらいしゃべっているという話だったので」
--それは記憶にないのか
「それも捜査中で」
--お酒をコントロールできなかった原因は
「自分の甘さです」
--以前から無茶な飲み方をしていたのか
「もうここ数年はないですけど、若い頃には先輩に飲みにつれて行って頂いたり、仕事仲間と飲みに行くことはたくさんありましたけど」
--退院した日に飲んだのか
「退院した日に飲みました」
--細かい記憶はないのか
「そうですね」
--(女性が部屋にいた)30分から1時間の間、まるっきり記憶が抜けているのか
「それも捜査段階なので、すみません」
--何か強要した記憶は
「それもごめんなさい」
--体調が悪かったのか、アルコール依存だったのか
「肝臓の数値が高かったので、薬を飲みながら。あとは家でちょっと飲むことを避けるために、病院で寝ようと。食事も仕事の合間にとりに行くような感じで、バランスのとれた食事をするために入院という形をとっていました」
--国分(太一)さんが朝の情報番組で(山口が)お酒の問題を抱えていると話していたが
「飲み過ぎないようにとは、会社から昔から言われていました」
--病院に通っていると国分さんが話していたが
「肝臓を休ませるための入院です」
--酒に酔って覚えていないということはあったか
「若いころはあったと思います」
--最近はなかったのか
「はい。入院していたし、お酒の量も控えるようにしていました」
--1人で暮らしている寂しさがお酒で癒やされるのか
「それはあります」
--今後お酒はどうしますか
「相談して、今回は警察のお世話にもなって、一番大事なのはやっぱり被害を受けてる方とその友人がいるっていう、これだけ大きなことを起こしてしまったので、もちろん今は絶対飲まないと決めて。今後どうやっていくのかまだ考えはそこまで至っていませんが、今は、飲まないと決めています」
★メンバーについて
--どうしてメンバーや事務所への報告が遅くなったのか
「まず事件当日が2月12日。それで私のところに警察から連絡が来たのが3月末でした。すぐに取り調べが始まって。記憶を思い起こすのに1カ月もたっていたので。内容が内容だけにすごく怖かった。事務所の誰に相談していいかも分からなかった」
--メンバーにはどのタイミングで報告したのか
「メンバーには誰にも伝えておりません。デリケートな話なので、警察の方とも話をして、まずは会社と自分と被害者の方で話し合いができればと」
--メンバーに対する思いは
「一言では言えないですが。そうですね…城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也…というメンバーで23年間、同じ方向を向いて走って参りました。ジュニアの頃からを入れると30年ぐらい、もう人生の半分、彼らと一緒に戦ってきて、助けて助けられてきたTOKIOはここまで来られました。しかし、今回、私のこういう身勝手な件で、彼らがどれぐらいつらい思いをしているのか、どういう思いでいま彼らが過ごしているのかを考えると、どうしていいか分からないですけど。彼らがいて、私がいるので。甘い考えかもしれませんが怒ってくれるのももう彼らぐらいしかいない年にもなったので、彼らを信じて、もし、待ってくれている場所が、私の席がそこにあるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたらなあという…本当にすみません」
--ファンには
「いつも言うようにTOKIOが5人いるだけではこの世界にいることはできない。活動できるのはファンの支えがあってこそです。長く活動すればするほど、いろんな方々が応援してくれ、小さい子から年配の方まで応援してもらえるグループになりました。本当なら子供たちの手本になれるような人間でなければいけなかったのですが、その間、すべての人、支えてくれる人、関係者やスタッフの皆様にも謝っても謝りきれません」
--国分さんは自分の番組で「悔しい」「連帯責任」と繰り返していた
「番組は見れなかったのですが、彼がどんな気持ちで私のことを説明するのか、少ない情報の中で彼なりに私のことを解釈して。直接話は出来ていませんが、申し訳なかったっていうのと、私の代わりに先に世の中に伝えてくれてありがとうっていうのと、感謝の気持ちです」