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【芸能・社会】

「お母さんではなく…僕にとってはマドンナ」石坂浩二が八千草さんを偲び涙「もう一度ご一緒したかった」

2019年10月28日 21時36分

涙目で取材に応じる石坂浩二

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 膵臓がんのため今月24日に88歳で亡くなった女優・八千草薫さんについて、ドラマなどで長年の親交がある俳優石坂浩二(78)は28日、東京都内で報道陣に思い出などを語った。「訃報に触れたのは今日の午後3時ごろ。八千草さんとは(テレビ朝日系ドラマ『やすらぎの刻』)で一緒だったが、プロデューサーが見舞いに行き、『とても元気』と聞いていた」と話した。

 八千草さんと最後に会ったのは今年7月ごろ。「『やすらぎ―』に出ていた人は『またお芝居ができる』とみんなそう思っていたと思う」と話すと目が潤んだ。「八千草さんは自分が大学生のころは憧れの人。立派な女優と一緒に芝居ができた。前には夫婦役も。でも今回はしんみりやらせてもらいました」と思い出しながら語り続けた。

 役者としての八千草さんには「とにかく初心というか、一つ一つのセリフをかみしめて実践するんだという人」と振り返った。その上で「一言では言い尽くせない。“ニッポンのお母さん”と呼ばれるが、私にとってはマドンナです」とつぶやいた。「先達として私達の時代を引っ張ってもらった。僕達が次の世代を引っ張れるか疑わしい。もう一度仕事をご一緒したかった」と悼んだ。

 

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