【放送期間】
1978(昭和53)年4月3日~1978年9月30日
【原作】沢村貞子
【脚本】寺内小春
【音楽】玉木宏樹
【語り】相川浩アナウンサー
【主題歌】
森山良子「わたしの祭りうた」
【主な出演者】
友里千賀子、長門裕之、日色ともゑ ほか
昭和53年度前期
第21作「おていちゃん」
全156回
- 日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した女優・沢村貞子のエッセー「私の浅草」が原作。
- 実在する女性の生涯をモデルにするのは、第19作「いちばん星」に次いで2作目。
- 沢村貞子の実の甥(おい)である長門裕之が、自身の祖父にあたる役を演じた。
東京の下町で生まれ育った大沢てい子(友里千賀子)の父・保之助(長門裕之)は、役者になる夢がかなわず、芝居小屋の座付作者をしていた。女学校に進んだてい子は、新劇と運命の出会いをしたことで劇団の研究生となり、芝居の世界にのめりこんでいく。てい子が、大正・昭和の時代の中で傷つきながらも夢と希望を失わず、幸せを追い求める姿と共に、下町の人情の機微や家族の情愛も描いたホームドラマ。