【放送期間】
1985(昭和60)年4月1日~1985年10月5日
【作】ジェームス三木
【音楽】池辺晋一郎
【語り】葛西聖司アナウンサー
【挿入歌】
彩恵津子「澪つくし」
【主な出演者】
沢口靖子、川野太郎、明石家さんま ほか
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昭和60年度前期
第34作「澪つくし」
全162回
- ヒロイン・かをるを演じた沢口靖子は、本作でテレビドラマ本格デビュー。
- 「澪つくし」とは、船の航路を示す杭(くい)のこと。「身を尽くし」にかけて和歌で多く詠まれてきた、恋愛を象徴する言葉。
- “陸者”と“海者”という対立する2つの世界の純愛を描く、銚子版「ロミオとジュリエット」。
昭和の初め、千葉県銚子は“陸(おか)者”と“海者”の世界に分かれて対立していた。老舗のしょうゆ醸造店当主・坂東久兵衛(津川雅彦)とめかけ・るい(加賀まりこ)の間に生まれたかをる(沢口靖子)は、父に引き取られお嬢様として育てられていた。やがて、網主の長男・惣吉(川野太郎)と恋に落ちるが、両家は対立する家柄だった。古いしきたりをのりこえて育まれる2人の純愛。そして、時代の嵐の中で天然醸造しょうゆのいのちを守り抜く旧家の人々の絆を描いた、波乱万丈、愛の旅路のドラマ。