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表現のこれから
2019年10月28日 11時01分 JST

「日本人のための芸術祭」催しを続行。在日コリアンへの憎悪をあおる内容も 反差別団体は抗議

「あいちトリカエナハーレ2019『表現の自由展』」として行われ、「在特会」元会長が「党首」務める政治団体が開催した。

朝日新聞社
会場となったウィルあいち周辺で抗議する人々=2019年10月27日午後5時6分、名古屋市東区、黄撮影

「日本人のための芸術祭」催しを続行 反差別団体は抗議

 「反移民」などを掲げる政治団体が27日、愛知県施設の「ウィルあいち」(名古屋市東区)で開いた催しに、ヘイトスピーチ(差別扇動表現)に反対してきた市民団体などが激しく抗議し、施設に中止を申し入れた。だが、施設の管理者は「中止を判断できない」として催しを続行させた。

 催しは「日本人のための芸術祭 あいちトリカエナハーレ2019『表現の自由展』」として、各地で差別街宣を繰り返してきた「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元会長が「党首」を務める政治団体が開いた。県は施設の使用を許可していた。

 催しを見た人によると、展示作品には「犯罪はいつも朝鮮人」と書かれたカルタの読み札など在日コリアンへの憎悪をあおる内容のものがあり、指摘を受けたウィルあいちも、カルタを含む展示内容を確認した。

(朝日新聞デジタル 2019年10月27日 22時56分)

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