28日
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米首都近郊に慰安婦少女像が設置される
アメリカの首都ワシントン近郊の私有地に「慰安婦」を象徴する少女像が設置され、27日、除幕式が行われました。
「慰安婦」を象徴する少女像が設置されたのは、ホワイトハウスから車で30分ほどの距離にあるバージニア州アナンデールです。少女像をめぐっては、韓国系アメリカ人の団体などが2016年に首都ワシントンでの設置を目指したものの、反対運動などで頓挫し、今回、韓国系の住民が多いアナンデールの私有地に用地を確保できたため設置したということです。
「彼女たち(元慰安婦)は誠実な謝罪を求めているだけで、こうした残虐行為が二度と起こらないよう、子どもたちに教育してほしいと望んでいるのです」(除幕式の参加者)
除幕式には、元慰安婦の女性も参加しました。主催した「平和像実行委員会」などによると、ワシントン近郊での少女像の設置は初めてで、アメリカでは5番目の像となります。悪化した日韓関係の改善に向けた見通しがたたないなか、新たな火種になる可能性もありそうです。