マコトって | おけいの変な話

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怖い話、ドラマの批評、そんなことに興味あるの!?っていう、変な話をいっぱい書きます。


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 クールな大人で、ピュアな子供なんだな~~~

 と、読みながら思った。
 
 今読んでるのは、「少年計数機」。
 ドラマを見た人なら分かると思うんですが、やたらと数字に強いLDの少年が出てくる話。

 マコトの一人称で物語が描かれるので、読んでいるととってもクールな男って印象を持つんだけど、持ち込まれたトラブルを見返り無しで全力で解決する、困ってる人は見捨てられない優しさと、純粋な正義感も持ち合わせてる。
 ここまでの純粋さって、十代後半の子供特有のものじゃないのかな~~って。
  
 読み進めていて、

「マコトって、ウェストゲートパークの守護神だな」

と思った。
 いつも暇をつぶす感じで西口公園を見てて、たまにトラブルを持ち込まれたり、珍しく干渉していったり、カラー戦争を全力で止めようとしたり。
 
 んで、ビシッと一本筋が通ってる。
 原作では、加奈(多分ドラマの小雪の役)のことが好きなのに、加奈と出会う直前に付き合いだした女の子が妊娠したと言ったとき、誰に相談するでもなく、じたばたせず、すぐに腹をくくって父親になると決める。19歳でだよ。
 あんた、なんて腹の据わったいい男なの!!

 (で、結局マコトを自分のものだけにしたい女の子のうそだったわけですが)

 計数機のときは、20歳かな。
 LDのヒロキを見つけて、興味を持って、放っておけなくなって、話し掛けて友達になる。
 子供扱いし過ぎるわけでもなく、対等なようで見守ってて。
 読んでて、なんか不思議と温かい気持ちになる。
 
 事件は毎回、結構ヘビーな展開になるんだけどさ。 

 行ったことのない池袋西口の雰囲気を感じて、ちょっとワクワクしている。
 雑多なところは中華街に似てるのかなとか、若い子がたむろしてるのは大阪のミナミっぽいのかなとか。
 
 ドラマは設定がちょいちょい違うからパラレルワールドな感じだけど、原作読んでても私の中ではドラマと原作がイコールなので、あのドラマもよく練られた脚本だったんだなあと思った。
 原作では、マコトは「めんどくせ~~!」って言わないけど、言ってても不思議じゃない。いや、きっとちょっとぐらいは言ってたこともあると思う(^^ )
 
 あれ?そういや、2巻はまだキングが出てこないな。今回は登場無しかな?

 
 読書つながりで。
 古舘伊知郎さんの、降板のニュースが出ましたね。
 使ってはいけない言葉うんぬんのくだりで、「図書館危機」の「ねじれた言葉」を思い出した。

図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

¥720
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 これでは、床屋さんというのが不快用語に当たるので、インタビュー記事が理髪店に勝手に変更されたことに怒った俳優さんの話が出てくる。
 
 実際、私のパソコンには「記者ハンドブック」をインストールしているので、文字変換するときに

「床屋《記:不快用語等》」

と出てきます。

記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集/共同通信社

¥1,944
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 床屋のどこが、不快な言葉なのか?? さっぱり分からない。
 こんな言葉の矛盾が、有川作品でたくさんあることを知った。

 出版の世界でそうだから、まあ報道の生放送では相当話しづらかったでしょうね。
 そこはお察しします。

 でもさ。もはやプレゼンには欠かせないソフトのパワポを知らなかったのは、やっぱ勉強不足だったと思うけどな~~~
(と、ちょっとだけ毒を吐いておきます)
 
 
 さ~~今日はクリスマスですな。
 昨晩は、大量にイタリアンスパを作って。作りすぎて。

 気持ち悪くなった orz

 結局、一切れも鶏肉食べてない。
 
 んで、特番の「モニタリング」を見て、ゲラゲラ笑った。
 いや~~クリスマスの番組で初めて面白いと思ったかもしれない。
 やっぱ、DAIGOの「俺のこと、どう思ってる?」コーナーが好きだわ。愛だわ、愛(^-^*)

 
 さて。本日は都市伝説の特番があるから、それを楽しみに本日も仕事なのだ。


 では勝手にシリーズ。阿刀田さんの、クリスマスにある種ぴったりな本。


旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)/阿刀田 高

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新約聖書を知っていますか (新潮文庫)/阿刀田 高

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 キリスト教なんか一切知らん!と思っていた私ですが、タロットを勉強する段階で避けては通れない聖書。
 いきなり読んでも分からないし、なんか手はないかと思っていたら、阿刀田さんがエッセイ風に聖書の解説本みたいなのを出していた。

 これ、すんごい分かりやすくて面白い!
 エッセンシャル本の、エッセンシャル本。
 おかげで、大枠がよく分かりました。

 阿刀田さんの奥さまが、確かクリスチャンだったと思う。

 阿刀田さんも、この本を書くまではキリスト教に興味がなかったようですが、調べていくうちにイエスのことが好きになって、洗礼を受けようかと思ったようなことが書かれていた。
 
 
 ということで、今日は新井素子さん。

あたしの中の… (コバルト文庫)/新井 素子

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 これは面白かった!!
 軽いノリで、すんごいSF。
  
 今読んでも面白いと思うな~~うんうん。

 そういや、有川さんの作品を読んだとき、新井素子に似てるなと思ったら、有川さんは新井さんの大ファンだったそうで(^^ゞ
 なるほどと、すごい納得したっけ。

 で。大好きだったこのシリーズ

星へ行く船―ロマンチックSF (集英社文庫―コバルトシリーズ 75B)/集英社

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通りすがりのレイディ (集英社文庫 コバルトシリーズ 75-D)/集英社

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そして、星へ行く船 (集英社文庫―コバルト・シリーズ)/集英社

¥576
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 た、太一郎さ~~ん!!! о(ж>▽<)y ☆

 あ、このときはちゃんと胸きゅんできてたわと思い出した。
 
 そういや太一郎って名前、広川太一郎さんが由来だったっけ。

 いや~この「星へ行く船」シリーズは、はまりました。
 ソルティードッグなるカクテルを知ったのも、この作品。

 今検索したら、「星から来た船」ってのもあったんですか。
 読んでなかった~! 

 おっと、時間がなくなった。
 仕事じゃ仕事じゃ~!
 今日も頑張るぞい!


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