| この夏、 俺が好きだったエロゲーメーカーのひとつが無くなる。 ↓↓↓ 今年の8月30日、らぶデスFINALの発売をもって、TEATIME(FULLTIME)が無くなる。 とても残念だ。 思えばCGポリゴン美少女ゲームのパイオニアといっても過言ではなかった。 最初はそのデキの良さに衝撃を受け、 途中で問題作とも言えるオンラインゲームに変化し、 毎回何かしらで進化を遂げていたらぶデスシリーズ。 TEATIMEのラストを飾るのがこの作品であるのは納得できる。 俺はIT業界で働いているので、ゲーム開発の不条理さを知っている。 開発にはかなりの大金が必要なのに、当たらないと確実に失敗することが解っている。 見返りも少ないし、販売した後のコピー・海賊版対策、サポートやメンテナンスにもお金がかかる。 ゲーム会社には務めたことないけど、開発は大変なんだろうな、と思う。 こうやって、ゲーム会社が消えていくのを見るのは辛い。 俺は思いっきりファミコン世代で、ファミコンを初めゲームの進化とともに人生を歩いてきた。 ファミコン全盛期には何でもかんでも多くの会社がゲーム開発に参入した。 あの徳間書店でさえゲームを作っていた。出版会社なのに。 ところが、バブルが崩壊し、主流もスーパーファミコンになって ファミコン時代のゲーム会社が一気にゲームから手を引いた、あるいは会社が消えた。 プレイステーションに主流が変わったあと、若干ゲーム会社がまた増えたけど、 プレイステーションの進化とともに求められるゲームの質が極端に上がり、 今では据え置きマシンゲームの開発は、実力のある一握りのメーカーしか残っていない。 携帯ゲームの人気で、また中小メーカーや個人がゲームで一山当てようと数多く開発されているが、 おそらくそれも携帯本体の進化とともにまた淘汰されていくことでしょう。 俺は今でも自宅のファミコンやスーパーファミコン、PCエンジンDUO-Rは現役で稼働してるけど、 面白さはむしろレトロゲームと呼ばれるゲームの方が上のような気がします。 技術が進歩し、今までスペックの限界などのせいで表現できなかったものが表現できるようになりました。 それこそ際限なく自由に何でも。 けど、俺はそこにはあまり魅力を感じられません。 むしろ、ファミコン時代の、スペック的な制約の中でいかにアイデアを尽くして物事を表現するか、の方に 魅力を感じてしまいます。 俺は、 日本人って、与えられた制約の下で最高のパフォーマンスを発揮する世界最高の人種だと思ってます。 けど、 制約がなく何でもしていいよ、っていう中で全くゼロの状態から新しい創造物を作り上げるのには慣れていない人種だとも思ってます。 原因はおそらく日本の教育のやり方にあると思ってるんですが、 今のゲーム業界に求められているのは、新しいものを作り出せる才能だと思うんです。 そういう人材が出てこない限り、ゲームは昔のレベルを超えられない気がします。 エロゲーの世界にも、新ジャンルを開発できる新しい才能が必要なんじゃないでしょうか。 個人でもゲーム開発ができるくらい、昔と比べて開発環境が手に入りやすい時代になりました。 これだけゲームと親しんできた日本人なら、もっと色んなモノを産み出せる気がします。 TEATIMEが無くなってしまうのは残念ですが、新しい何かがまた現れることを期待して 俺はゲームを買い続けていきたいと思います。 |
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