| 昨日、浅田真央が銀メダルを獲って泣いていた映像を何度も見せられた。 各局揃って浅田真央の映像を流すもんだから、あまりに回数見すぎて、昨日の出来事じゃない気がしてきたくらいだ。 しかし、人間ってのは不思議なもので、 自分の興味ないことには全く関心が湧かなくて、 俺にしてみれば、 何故、フィギュアスケートで世界一になれなかったからといって悔し泣きするのか? と疑問を抱いてしまった。 もちろん、彼女はフィギュアスケートに人生をかけているのだから当然だけど、 俺から見ると、ただのスケートでしかない。 人間の価値観の違い、ってやつだろう。 銀メダル獲れたんだから良いじゃん、とはならない。 人間って、いろんな人がいろんなことに興味をもち、 いろんな方向に向かっているからこそ、これだけ多種多彩な人材が揃っているんだな、と 改めて思った。 フィギュアスケートに興味をもつ人が世界に一人もいなかったら、 あのレベルの滑りはこの世に存在していないんだろう。 野球もサッカーもそう。 誰かが野球やサッカーに興味をもち、それに切磋琢磨して技術を磨いているからこそ 今の世界トップクラスの技術が存在する。 科学でも医学でも、どの分野でもそう。 誰かが興味を持っていて、その分野のトップを目指しているからこそ その分野が発展する。 多くの人間が努力を重ねているから、各分野が発展し、 結果的にそれぞれが良い化学反応を起こして、人間社会全体が発展していく。 そうなると、逆に言えば、 人間っていうのはいろんな人間の興味の種類が違うからこそ、ここまで栄えてきた生物なんだ、 ということが言える。 人間が全員、マラソンにしか興味なかったら、 人間はきっと走る専門の生物として生きているんだろうし、 そうなると馬やその他の動物には勝てないから、人間は進化してなかったかもしれないし、 もしくは今とは違う形をした生物になっていたかもしれない。 要するに、オリンピックというのは、 人間が、各分野で今、どれだけの技術レベルに達しているのかを一目にして理解できる 技術発表会のようなものでもあるのだ。 そして、まったくその分野に関わっていない俺のような素人に、 この分野の選手は、今、これだけ頑張っているんだぞ、っていうことを示している。 そして、その技術レベルの高さに驚かされ、感動する。 さらには、それに刺激を受けて、今、自分が携わっている分野での更なる努力を促される。 人間は、そうやって相乗効果を挙げながら切磋琢磨して生きている。そんな気がする。 そうなると、俺は、浅田真央の涙に対して、何か刺激を受けて 自分の仕事に今以上の努力をしていかないといけないんだけど、 これまた不思議なことで、 他人は他人、自分は自分、と割り切って考えて 全く相乗効果がない(笑) これだけ長く書いといて、 自分の理論を自分で打ち崩してしまった俺…。 生きる目的が無い人間っていいうのは、自分が全く見えていない、ってことなのだwww |