blog R.K.O.

岡田ジャパンへの批判が増えている。

昨日発売のサッカーマガジンやサッカーダイジェストも、岡田監督続投かクビか？
みたいな記事があった。

そこに映っていた１枚の写真。

「目標はベスト４。　予選リーグのベスト４か？」

という横断幕を掲げたサポーターの写真だった。

俺は、上手いことを言う、と感心した。

間違いなく、日本はグループリーグの最下位候補だ。
もちろん、俺も予選を突破できないと思っている。

しかし、今になって岡田監督に進退を迫るなんて、日本ってホント、ダメな国だな（笑）

俺は、岡田監督がワールドカップで勝ち点を１も取ったことのない監督であると知っていたから、
岡田監督就任の時点で、2010年のワールドカップは諦めた。

オシム監督がずっと代表監督でいてくれたら、多少は上位に食い込めたんじゃないかと思う。
でも、オシムジャパンだったとしても俺はこの組み合わせでのグループリーグ突破は厳しいと思っただろう。

今頃、監督批判だなんて、遅すぎる。
もうどうしようもないところまで来てるのにね。

あとはこのメンバーでどうにかしないといけないんだよ。

まあ、せいぜい恥かかない試合をしてほしいね。


俺の中の注目は、やはりスペイン。
子供の頃からスペインは大好きだったんだけど、本当にこの国の代表は国際大会で優勝できなかった。
この前の欧州選手権は、俺が生きている間で初めてのタイトルだったからね（笑）
スペインという国は、厳密に言うといろんな国の集合体なんだよね。

特に、よく語られるのは人種の話。

スペイン代表とはいえ、実際は多人種の集まり。
いつも人種間争いで揉めている代表は、当然コンビネーションも悪く、
国民の一体感も日本ほどではない。

それでも、今まではそこそこ強かった。

それが、この前の欧州選手権でようやく優勝した。
しかも、圧倒的な強さと完成度で。

これまで、攻撃のスター、守備のスターがバラバラで揃ってきたことはあっても
今のようにトータルでバランスの取れたチームにはならなかった。

今回のスペイン代表は、これまでの集大成のようなチームに仕上がった。

とくに俺が注目しているのは、イニエスタ。

おそらくイニエスタはスペインが手に入れた最高の中盤だ。

みんなはシャビやフェルナンドトーレスなど、目立った活躍をする選手を注目するけど、
俺は、今のスペイン代表とバルセロナを支えている本当の主役は、イニエスタだと思っている。

テレビのニュースやダイジェストでは、ラストパスとゴールシーンが多いけど、
そのラストパスの手前のパスを出しているのがイニエスタであることが多い。

もちろん、強烈で繊細なラストパスを出すこともあるけど、
欧州選手権で見たイニエスタは、攻撃の組み立ての一番最初のパス出しが多かった気がする。

注目は、イニエスタ。

逆に言えば、今回のワールドカップはイニエスタ以外に興味がない。
敢えて興味があるといえば、南アフリカという危険な国で本当にワールドカップが開催できるのか？
ってことかな（笑）

スペインは間違いなく、ワールドカップベスト４の実力がある。
この国の監督が、「目標はベスト４」と言うのなら解るんだけどねぇ…。