blog R.K.O.

ワシントン条約会議で、マグロの禁輸が提案されている。

また、欧州では大西洋のクロマグロを絶滅危惧種として扱うことをEU加盟国に提案し、
受け入れられそうな勢いだ。

商取引に何らかの制約、もしくは完全な商取引禁止ということになれば、
欧州のクロマグロの8割が日本への輸出なので、日本ではほとんどクロマグロが食べられなくなる。

寿司屋でみるマグロは、ほとんどが大西洋産なので、
日本の寿司屋からマグロが消える日もそう遠くはないかもしれない。

なお、日本にはおよそ一年分くらいのマグロのストックがあるらしいので、
今年、来年とかにマグロが消えることはないらしい。


まあ、俺の場合、マグロが食べられなくなっても全然かまわないけど。

そもそも、寿司屋に行って、最近はそれほどマグロを食べなくなった。

俺が一番好きなのは、サーモンなんで(笑)
高くないし、美味しいし。

それに、最近の安い回転ずしなどでは、海産物以外のネタも増えてきていて、
とくにマグロじゃなきゃダメ、っていう人は若い人にはあまりいない。

だって、寿司ネタにハンバーグやユッケが乗る時代ですから。


ただ、一つだけ解せないことがある。

それは、マグロ漁を禁止する理由である。
本当に、絶滅危惧種だから禁輸するのか？ってこと。
本当にそうなら仕方ないけど、もしそうだとしても、禁止すべきは乱獲なんじゃないの？

実は、日本の漁船はルールを守ってて、
ルールを無視して乱獲している奴らのとばっちりを受けてるんじゃないのかね？

あと、マグロ漁が盛んなトルコでは、もし、マグロ漁が禁止されると漁師たちが仕事が無くなり
生活に困るらしいのだ。
もちろん、日本の遠洋漁業の漁師たちも同じだろう。
人間の生活を奪ってまで、マグロの存続を守る必要があるのか？

もし、マグロがこの世から消えるとしたら、それは弱小種族の淘汰ってことなんじゃないの？

昨日、10羽のトキがたった1匹のテンに襲われて、喰われまくって9羽も死んだらしいけど、
あれだって、自分らじゃ生存能力のない種族が人間の手によって守られて何とか生き延びているだけの
存在でしょ？
本来なら、自然の流れでいえば、トキなんてとっくの昔に絶滅してるはずの鳥なんだ。
むしろ、人間がトキを保護して生き延びさせていることの方が不自然なんじゃないのかね？

人間が絶滅しそうな種を守って生き延びさせてやる、的な上から目線の感じが
俺は嫌いだ。
何様のつもりなんだろう？
結局、人間のエゴなんだろ？
自然界を支配しているのは、人間なんだとでも言いたげな感じ。嫌いだ。


ま、どっちにしろ、
食糧の大半を輸入で賄っている日本は、輸出国の意見には従うしかないのだ。
日本人も、食糧の面では外国人の支配を受けているのである。