| 日本は多数決ですべてを決める国だ。 3人のうち、2人が良いといえば、残る1人はその2人の意見に従うのが多数決社会でのルールだ。 つまり、国王1人の意見よりも、平民2人の統一意見の方が重要視されるのだ。 民主主義の極端に簡単な例えだけど、まあこんなもんでしょ。 でもこれは、下手をすると弊害が生まれる場合もある。 例えば、3人のうち、まともな知識を持つ常識人1人と、おバカ2人がいたとして、 とんでもない法律を作ろうとして多数決を取ったとき、 おバカがバカなばっかりに、1:2でこの法律が制定されてしまう恐れがある。 だから、日本において教育は重要で、 何が正しくて何が間違っているかという常識力はちゃんと後世に教えていかないといけない。 まあ、結局、国民が選べるのは議員までで、総理大臣を選ぶことはできないんだけどね。 で、俺が言いたいのは、 何が正義で何が悪かは、同じ考えをもつ人間の数で決まるということ。 この世の全員が悪で正義が少数なら、その悪が以降の正義になる。 赤い色を見ても大半の人が「青い」といえば、その時点から赤は「青」になる。 不思議な世界ですよね、この世って。 |