| ジュビロ磐田が、ベガルタ仙台との入れ替え戦第2戦に勝利し、 J1残留を決めた。 決め手となったのは、誰もが思う松浦の活躍。 入れ替え戦2戦を180分の1試合と考えると、松浦はハットトリックということになる。 入れ替え戦のような短期勝負の場合、キーマンとなる人物が活躍するか、 ラッキーボーイの存在が勝敗を大きく左右する。 まさに今回のジュビロ磐田の松浦が、その存在となって勝ちを手にした。 野球でも、シーズンのリーグ戦を戦うのと、 日本シリーズで勝つことは、求められる強さの質が異なる。 それと同じで、サッカーもリーグ戦とカップ戦トーナメントでは 勝ちに必要なものが異なってくる。 例えば、長い期間を戦うリーグ戦は、主力を温存させて休ませる場合もあれば、 無理に勝ちに行かなくてもよく、引き分けでもいい試合がある。 逆に言えば、トーナメントや入れ替え戦のような一発勝負にはそれらの長期的な展望は全く必要ない。 たったの2試合、最高のメンバーで最高のパフォーマンスを出せさえすれば、 輝かしい未来が手に入るのだ。 そして、ジュビロには松浦がいたが、ベガルタ仙台には誰もいなかったのだ。 これが、単純だが勝敗を決めた。 しかし、平瀬は残念だけどもうダメだね…。 一時期のパフォーマンスには程遠いデキでした。 ポジショニングも悪いしひたむきさにも欠ける。必死さもあまり感じられなかった。 第1戦と同じメンバーで望めばよかったのに、何で平瀬を使ったんだろうか。 千載一遇のチャンスをものにできなかったダメージは計り知れない…。 来年も仙台の選手でいられればいいけど、今年で戦力外になってしまう選手もいる。 その人たちにとって見れば、やはり勝って終わりたかっただろう。 とにかく、ジュビロはかろうじて来年もJ1に残る。 結局、今年の降格チームは、昨年の昇格チーム2チームだった、という結果だけが残った。 今年J2から昇格してくる2チームは、相当な覚悟で補強しないとJ1を1年で終えることになる。 |