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【プロ野球】

“周東スペシャル”投入予行 侍ジャパン・稲葉監督、本番モード突入へ

2019年10月28日 紙面から

城間幹子那覇市長(左)らから歓迎を受ける野球日本代表の稲葉監督(中)=那覇空港で(伊藤遼撮影)

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 来月開催される「プレミア12」に出場する侍ジャパンが27日、2次合宿を行う沖縄に入った。大会前最後の実戦2試合も予定されており、稲葉篤紀監督(47)は代走のスペシャリスト周東佑京外野手(23)を投入するタイミングの見極めなど“本番モード”で指揮を執る。

 沖縄入りした稲葉監督の表情も少しずつ緊張感を帯びてきた。5日間の合宿のテーマを聞かれると、「チームプレーもやっていきたい。サインプレーも入ってきます。そういうのもしっかりしていこうと思います」。31日、11月1日のカナダとの強化試合(那覇)では本番を想定しながらの戦いになる。

 注目は稲葉監督が「ジョーカー的存在」と語る周東の代走起用のタイミング。「7、8、9という3イニングということで考えている。流れを見ながらですね。相手バッテリーに揺さぶりを掛けるということもあるし、ここで1点というところで、というのもある」。警戒される中で盗塁のスタートを切れるかがカギだ。

 「相手にも情報や映像は入っていると思う。だからこっちの出し方ですよね。考えがいがあります」と稲葉監督。今季25盗塁、成功率8割3分3厘を誇る切り札をいかに効果的に使えるか。強化試合以外の采配は、昨年の日米野球以来となる指揮官にとっても大事な2試合となる。 (土屋善文)

 

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