2019年10月24日(木) いよいよ今週末に大一番を迎えるウインブライトは、週末20日(日)にもWコースにて5F69秒1、ラスト1Fは仕掛けられて12秒1というタイムをマークしていました。 レースへ向けた最終追い切りは、昨日Wコースにて行われました。松岡騎手が騎乗し、この日はスタンド前からではなく向正面から入り、すぐに5Fからピッチが上がります。前を走る2歳未勝利マイネルデステリョと古馬1勝クラスのマイネルアムニスを大きく追い掛け、コーナーでは2頭の外を回り、直線に向いたところでもまだかなりの差があります。そこからは鞍上が促し、最後の最後で体を練らべそうなところでゴールとなっています。時計は5F66秒5、ラスト1F12秒2でした。 松岡騎手は「負荷が足りない気がしていましたので、今日は追走から大外を回しました。最後に追い付くのは予定通りで、ゴール板を過ぎた後も脚を伸ばすつもりだったのですが、反応がそこまでではありませんでした。絶好調の今年の金杯や中山記念の時だったら、ビュッと反応して楽に2頭を交わしていたと思いますから、正直物足りない動きではありました。馬自体は春よりもパワーアップして本当に良くなっているんですけどね。前走からの良化度もスローですし、まだ心臓や中身がいい頃の感じに戻ってこないという感じです」と追い切りに辛口評価をしていました。 続けて、「中山向きと言われていますが、本当に調子がいい時に東京を使っていなかっただけに東京での走り自体は個人的にはまったく気にしてはいません。ただ、まだ好調時の状態にはありませんし、それでこの強力なメンバーですからね。なんとかこの追い切りの後にグンと上向いてきてくれればというところですが、今の状態でどこまでやれるでしょうか」と最後までトーンは上がりませんでした。 そして本日は運動のみで様子が見られ、午後からの出馬投票で今週の東京日曜11R「天皇賞(秋)・GI」芝2000mに松岡騎手で出走が確定。枠順は8枠15番に決まっています。 畠山吉調教師は「前回が仕上げが甘かったこともあり、今回は日曜日にもWコースで速い時計を出し、かなり負荷を強めて攻める調教をしてきましたが、なかなか動きが変わってきません。脚元がどうこうとか、体調が悪いということはまったくないのですが、時期的なものもあるのでしょうか。昨年も一昨年もこの時期は夏の暑さの影響が尾を引いているのか、どうやっても調子が上がらず、レースを使いながら寒い12月、1月に好調期に入りましたからね。今年の天皇賞(秋)は本当に豪華なメンバーですし、絶好調とは言えないこの状態でどこまでやれるかという気持ちです」とこちらも控えめに話していました。 |