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 茨城県土浦市の桜川河川敷で26日夜に開催された「土浦全国花火競技大会」で、打ち上げられた花火の一部が不発となり落下した。土浦署によると、40代男性が右手の小指にやけどを負ったほか、40代女性と男児の服の一部が焦げたという。

 事故は同日午後6時半ごろに起きたといい、署が詳しい状況を調べている。同花火大会をめぐっては、昨年も風に流された花火が不発のまま落ちて観客の男女11人が顔や背中などに軽いやけどを負う事故があった。この事故では、スターマインの4号玉が打ち上げ地点から北に約200メートル離れた土手に落下し、大会は事故の約1時間後に中止された。

 土浦市は今年4月、「打ち上げの筒が傾いていた可能性がある」とする最終報告を発表。これを受け、今年は筒が傾いていないか事前に水平器で確認するなど安全対策を強化していた。