中日のドラフト５位・岡林が阪神・西との投げ合い熱望　菰野高先輩「尊敬している。甲子園で投げ合いたい」

　中日からドラフト５位で指名された菰野高の岡林勇希投手（１７）が２６日、菰野高の先輩である阪神の西勇輝投手（２８）との投げ合いを熱望した。名古屋市内で行われた地元テレビ局・東海テレビのドラゴンズ応援番組『ドラＨＯＴ＋』の公開生放送に出演後、「すごい投手。タイプは違うけど、尊敬しています。僕は甲子園に出たことがない。甲子園で投げ合いたいです」と言葉に力を込めた。

　西とは高校２年生だった今年の正月に対面していた。当時、西は菰野高出身のプロ野球選手で開いた野球教室に参加するため、三重県へ帰省していたという。見た印象は「体が大きくて、存在感がありすぎました」というものだった。岡林はそこで体を大きくしないとと実感したという。だから、この日も「１年目は体作りを大事にしないと」と口にした。

　最速１５３キロを誇る豪腕。一方で、高校通算２１本塁打、５０メートル５秒８の俊足でもある。中日には投手として指名されたが、本人は「打てるピッチャーを目指していきたい」と言う。現在練習ではブルペン投球に加え、木製のバットで打撃練習も行っている。先輩・西と投げ合い、そして打席が回ってきたら打つ。そんな姿を目指す。