芸術家肌とは
芸術家肌とは一体どの様な人のことを指すのでしょうか。考えたことはあるでしょうか。一般的に芸術家肌、芸術家と呼ばれる人は圧倒的に直感で物事を考える人が多いです。また、無意識的に、左脳ではなく右脳をよく使っている人が多いです。
右脳派?左脳派?利き脳を診断しよう
右脳は感情的、記憶力、本能、想像力などの力を使う部分であり、左脳は論理力、推理力、理性的、計算などの力を使う部分とされています。右脳派は女性に多く、左脳派は男性に多い傾向があります。
右脳派の人は学生の頃は図工、音楽といった芸術的な科目が得意で、左脳派の人は数学などの理系科目が得意だったと言う人が多いです。女性に数学や機械いじりが苦手な人が多く、男性に機械いじりが得意な人が多い理由は、利き脳に関係しているのでしょう。下のリンクから利き脳を診断するサイトに飛べるので、ぜひ診断してみましょう。
芸術家とはどんな人?芸術家の特徴
芸術家肌の人が常にやっていること
芸術家と呼ばれる人は感受性が豊かで、自分が感じ取ったものに対して常に戸惑いや、感動などを覚えます。
しかし、そこまでは芸術家肌ではない人でも当てはまることです。ただ感じ取って喜んだり、泣いたりして自分の中で感情を消化していっているだけでは芸術家とは言いません。
芸術家と呼ばれる人は、自分が感じ取っている間に起きた出来事や思ったことと真剣に向き合い、悩み、何らかのやり方で形に残すことを自然に、常にやっています。また、芸術家と呼ばれる人は自分の中の感情を形に残すことを「生きて行く上で大切なこと、必要なこと」として捉えている人が多いです。
芸術家肌と天才肌と職人肌の違いは?
芸術家肌と天才肌と職人肌の違いをはっきりと説明できるでしょうか。何となくの違いはわかっても、明確な違いを説明できない人がほとんどなのではないでしょうか。
芸術家肌と天才肌と職人肌の違いを説明すると、芸術家肌は自分の感情に敏感で、自分の感情に迷い、向き合いながら作品を作り出す人、天才肌は自分の中のタイミングでインスピレーションが湧き、すぐにその湧いてきたものを実行する人、職人肌は作品に対して自分の感情を入れずに、求められているものを作る人のことになります。
さらにまとめると、何か物事に取り組む時に、芸術家肌の人は自分の感情によく迷い、天才肌と職人肌の人は自分の感情にあまり迷わないということになります。
芸術家肌を見極めるポイントとしては、「何か取り組む時そう言えば、私的な感情が入ることが多いな」などというレベルのものではなく、常に自分の感情に迷い向き合い、常に感情を形に残している人が「芸術家」なのです。「常に」というところが芸術家と、そうでない人の分かれ目と言えます。
過去の画家や音楽家に男性が多い理由は?
過去の画家や音楽家などの芸術家に女性が少ない理由は、男女差別の影響も大きいですが、男女差別だけが原因とは言い難いです。過去の画家や音楽家などの芸術家に女性が少ない理由には、男性と女性では「美」に対する態度に違いがあることが挙げられます。
一般的に、女性は男性よりも「美」に対しての欲が強いイメージがあります。このことから、画家や音楽家などの芸術家に向いているのは、男性よりも女性であるといった意見も出そうですが、そんなことはありません。過去の偉大な芸術家に男性が多いことから、このことははっきりと言えます。
ではなぜ、過去の芸術家に女性が少ないのかと言うと、それは女性は男性よりも、「美」の関心を自分に注ぐからと言う説が一理あります。服やメイクはもちろん、部屋を綺麗に飾り付けしたり、庭に花を植えたりと、女性は自分の身の回りのことに対して豊かに「美」を求めます。
一方、一般的に男性は女性に比べると、自分の身の回りのことに美しさを求めることが少ない傾向があります。男性の画家では、美しい絵とは対照的にアトリエが汚かったり身なりをあまり気にしない人がほとんどです。
そのため、男性は自分の周り以外のことに「美」を追求するから画家や音楽家が多くなり、女性は自分に対し「美」を追求するので画家や音楽家が少ないと言う説も一理あります。その代わり、女性にはファッションやメイクなどの、自分たちを美しくするための芸術に秀でていると言えるでしょう。
芸術家の生涯
アーティストは孤独であれ
画家は孤独でなければならない。なぜなら、一人なら完全に自分自身になることができるからだ。たった一人の道連れでもいれば、半分しか自分ではなくなる。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチの名言集の中には、「画家は孤独でなければならない」という言葉があります。レオナルド・ダ・ヴィンチは一般的に「モナリザ」の絵で芸術家として有名ですが、絵画の他にも数学、天文学、気象学、地理学、物理学、音楽、などでも功績を残しているので「万能の天才」と言われています。
そんなダヴィンチが、画家として残した言葉が「画家は孤独でなければならない」です。しかし、「芸術家は一生孤独でないと良い作品ができないのか」と問われると、それは違うと言えます。
理由としては、芸術家にとって「人との関わりはインスピレーションの宝庫」となるからです。例えば、恋をしたり、新しい環境になったり、最愛の人を亡くすとします。すると、芸術家は精神に大きな影響を受け、今までになかった色々な感情が込み上げてきて、それが作品の糧となります。誰とも関わらない、誰の影響も受けないとなると、それこそ良い作品を生み出すことは難しいでしょう。
では、ダヴィンチの言った「画家は孤独でなければならない」という言葉は何なのかと言いますと、それは単に芸術家として「作品作りに没頭出来る時間が有るか無いか」を表しています。
いくら人とコミュニケーションをとって色々なインスピレーションを得たとしても、それを自分の中で消化する時間を設けなければ、良い作品は生み出せません。「画家は孤独でなければならない」とは、孤独な時間で想像力を深められるかどうかが大切だということを表しているのでしょう。
孤独である時があったならば、その経験を作品に生かして行くのは芸術家としてプラスになりますが、一生孤独でいることははマイナスです。一生孤独だと、新しいものを生み出すのは難しいです。芸術家は「人とのコミュニケーションを大切に生きていく」これが懸命と言えますし、芸術家の生涯の軸となるでしょう。
芸術家タイプの人が向いている仕事
下のリンクから芸術家タイプの人に向いている職業が書かれてあるものを見れるのでぜひ参考にしてみましょう。下のリンクの「適職診断」のリンクからは、芸術家タイプの人の適職ではなく、自分自身の適職診断ができます。ぜひ診断してみましょう。
芸術家肌の人は何に強い?
「芸術家肌の人は強い」と言われても、実際どの様なところが強いのか、よくわからない人もいるのではないでしょうか。今回の記事では、そんな芸術家肌の人が秀でている部分(強いところ)についてご紹介します。
物事を色々な角度から見る力が強い
芸術家肌の人は、常識や偏見を重要視せずに、自分の感性でものを見る人が多いです。つまり、「こうでなきゃいけない、こうしないとおかしい」と言った考えは重要ではなく「これはこうあるべきなんだ」と教わってきた習慣の全てを無しにして0から物を見られる、考えられる能力が強いです。要するに「常識に捉われない人=芸術家」です。
しかし、ここで芸術家=非常識と捉えるのは少し違います。芸術家と呼ばれる人は非常識ではなく、「あえての非常識」と呼んだ方が妥当でしょう。常識を理解しつつも、その常識に捉われない発想ができる人を芸術家と呼びます。周りから非常識と言われる、あるいは自称非常識となれば、それは芸術家ではなく、ただの馬鹿でしょう。
こうした昔からある物事の価値や関係性を固定しないで捉える力は斬新な作品が生まれる鍵となるので、芸術家に欠かせない重要な能力と言えます。そしてこの常識に捉われない力は先天的なものではなく、ほぼ後天的なものですので、自分で常識から脱するトレーニングをすることで芸術家の思考になれることもあります。
この思考回路をゲットすることで、新しいアイディアが生まれることも多くなるので、アイディアが重要視される職場に勤めている人はあえて常識的な考えから脱することを日頃から意識することをお勧めします。
芸術家になりたいか、なりたくないか
いかがでしたか。芸術家肌と呼ばれる人の実態は理解していただけたでしょうか。最後に言いますが、実は、芸術家の思考になるのはトレーニングすれば誰でもなれます。しかし、芸術家の適職診断を見られた方はわかるでしょうが、芸術家肌の人は独自の時間で事が回っているため、周りに合わせて何かをすることがあまり向いていません。
そのため、「ちょっとした社会不適合者ではないか?」と思われる方もいるでしょう。実際芸術家肌の人に社会不適合者の気質は少しあります。
しかし、こう言った気質があることで、芸術家は世に素晴らしい作品を生み出すことができるのです。ただ、芸術家の思考回路を身につけて、生活に不祥事が生じるなら、芸術家の思考になるためのトレーニングはやめた方がいいでしょう。
これまでの記事を読んで、自分は芸術家肌と思われる方は芸術家としての長所を突き詰めてクリエイターとして生きていくのも良し、芸術家に憧れる、またはアイディアをたくさん生み出したい人は是非、芸術家の思考になるためのトレーニングを実践して見ましょう。
芸術家の思考になるのは、あえて非常識になるトレーニングすれば誰でもなれます。この理屈から言えば、芸術家肌の人だって、あえて常識人になるトレーニングをすることで、思い描いた人になれます。
しかし、無理に自分を変える必要はありません。大切なのは、自分を可愛がり、如何に自分にあった生活を送ることができるかです。この機会に自分を見つめ直して見ましょう。