千五百七十六年 六月上旬
虫の声すら絶えた夜半。静子は手の甲を撫でる風の冷たさに目を覚ました。
静子は家臣の皆に協力を願って以来、二頭と同じ納屋に寝具を持ち込み共に生活をしていたのだが、その日は何かが違っていた。
室内に差し込む月明かりを頼りに周囲を確認すると、ヴィットマンとバルティの寝床が空になっていた。
そもそも明り取りの突き出し窓が閉じられているため、月明かりが差し込むこと自体がおかしい。
光源を
風を感じた手の甲を月明かりに向けると、わずかに濡れた痕跡が確認できた。二頭が別れの挨拶をしていったのだろう。
「とうとう逝っちゃうんだね……」
この日がいずれ訪れることは覚悟していた。しかし、もぬけの殻となった寝床を目の当たりにすると寂しさが胸に込み上げてくる。
頬を流れる熱いものを感じ、静子は己が
もはや彼らとの
初夏とは言え夜の空気は冷たい。静子が月明かりの世界へ踏み出すと、横手から彼女に上着を掛ける者がいた。
「足満おじさん……どうしてここに?」
「その様な薄着では風邪を引くぞ? なに、二心無くお前に仕えてくれた忠臣の
そう言って足満が指さす先を見ると、母屋の縁側に慶次と兼続の姿が見え、さらに奥には四六も居るようだった。
静子は足満に付き添われて屋敷の正門まで進むと、普段は閉ざされている門が開いており、門衛が最小限の燈明だけを
黙したまま礼をしてくる門衛に会釈を返し、二人は門の外へと歩みを進めた。月明かりだけが闇を照らす中、二頭の狼が寄り添うように歩んでゆく姿が見えた。
徐々に小さくなってゆく後ろ姿に、静子は思わず駆けだしそうになる自分を抑えるので精一杯だった。
「笑って見送ってやってくれ静子。
溢れる涙と荒れ狂う感情を落ち着かせるため、静子は自分の両頬を思い切り平手で打った。静寂が支配する蒼白い世界に、柏手を打つような音が盛大に響いたが、痛みのお陰か涙も止まり腹が据わった。
「ありがとう、足満おじさん。泣くのはいつでも出来るけど、見送れるのは今しかない」
悲嘆にくれて泣き送るのではなく、彼らの献身と忠義に感謝を示し、いずれ自分も向かう先への門出を笑顔で見送ることこそが飼い主としての最後の務めだろう。
そうして静子が覚悟を決めて遠ざかる姿を見送っていると、実に多くの者たちが同様に山へと去っていく二頭を見送っていることに気が付いた。
不急不要の夜間外出が禁じられた民たちは、それぞれの家で玄関口に座り込んで両手を合わせ拝みながら、二頭の姿を見送っている。
民たちにとっても静子の傍らに付き従い、民たちにとって良き領主である彼女を守る狼達は、いつしか獣ではなく信仰の対象とすらなっていた。
「ヴィットマン、バルティ。貴方達の生き様を認め、感謝してくれる人達がこんなにもいるよ。私は貴方達の主人であれたことを嬉しく思う」
皆に見送られながら遠ざかる影は、開かれたままとなっている山へと続く外門を潜って見えなくなった。
張り詰めていた糸が切れたかのように、その場に座り込んだ静子へ夜の
「ァオォォォォーン」
視力は衰えたものの、彼らの鋭敏な嗅覚は見送りにきていた静子の存在を感じ取っていたのだろう。
別れを惜しみつつも自由にさせてくれた主人へ、少ない体力を振り絞って最後の挨拶を告げたのだ。
たった一度切りの遠吠えだったが、静子はそれでもヴィットマンとバルティとの間に確かに存在した絆の証を感じ取れた。
別れの儀式は終わったのだ。遠吠えを最後に物音は絶え、二頭は闇に
母屋の縁側では慶次が黙って盃を傾けていた。普段は
彼の左側には兼続が座り、同様に穏やかな表情で酒を舐めるようにして飲んでいた。同席している四六は、二人と異なり落ち着かない様子でそわそわしている。
「……これで良かったのでしょうか?」
意を決した四六が慶次に訊ねる。四六の質問は、ヴィットマンとバルティが屋敷から去るのをただ黙って見送ったことについてだった。
縁側から遠ざかる背中を見送る慶次は、その背に向けて「達者でな」とだけ声を掛け、兼続は「いずれ我らも向かう。またな」と告げて盃を呷った。
大人二人の反応を見て混乱を来たした四六だが、二頭が姿を消す意味を教えられていた彼は、去り行く彼らに深く頭を下げた。
それだけが全てだった。慶次と兼続は去り行く二頭の事を静子に知らせることすらせず、ただ縁側に留まって酒杯を
四六にはそれが良いことなのか判らず、何かしてやれるのではないかと言う思いが彼を落ち着かなくさせていた。
「あいつらはとうに覚悟を決めている。余計な手助けは奴らの覚悟に泥を塗ることになる。信じて送り出してやるのが礼儀ってもんだ」
「
ネグレクトを受けつつ大きくなり、静子邸での厚遇によって人らしい感情を取り戻しつつある四六としては、手を差し伸べないでいることが良い事だとは到底思えなかった。
しかし、自分が信頼を寄せる慶次の
納得できずにいる四六の姿を二人の大人はただ黙って見守っていた。
この世は常に不条理に満ちている。それとどう向き合い、折り合いをつけていくのかということこそが成長となる。
それを己の経験を通じて知る二人は、四六の葛藤を馬鹿にすること無く、また解ったような答えを押し付けることなく、彼が消化して自分なり答えを出せるのを待っている。
やがて四六は大きく息を吐きだすと、二人に向かって声をかけた。
「やはり考えても判りませぬ。恐らくは理屈ではなく、
ようようそれだけ告げ終えた四六に対して、慶次は少量だけ酒を注いだ盃を差し出した。
「判らないってのが今のお前さんの答えなのさ。答えってのは積み重ねた時によって変わるもんだ。今のお前さんは判らずとも、未来のお前さんは違う答えを出すかも知れん。ただ湿っぽい別れを奴らは望まないだろうから、これを飲んであいつらを送ってやってくれ」
「……明日は学校を休むことになるかも知れません。万一に備えて甘い物を用意しておきます」
「あん?」
普段酒を呑まない四六が、二日酔いから学校を休むかもしれないというのは理解できたが、甘い物を用意せねばならないという理屈が判らない。
「
酒に含まれるアルコールが体内に入ると、各所で吸収されたアルコールの大部分を肝臓が分解する。細かい理屈は省くが、アルコールの分解過程で生成される物質によって糖新生(ブドウ糖の生産)が抑制されてしまう。
つまりアルコールを多く摂取すると自然と低血糖状態となり、外部から糖分を摂取させるよう脳が命令を下して空腹を感じるようになる。
お酒を呑んだ後の『締め』としてラーメンが人気なのもこのためである。炭水化物である麺よりも、分解吸収が早い甘い物が適しているため、ブドウ糖が主成分であるラムネ菓子等は最適解とも言える。
因みにこれらの欲求を無視して糖分補給を怠ると、起床時に血糖値が低下しているため頭痛や
誤解のないよう断っておくと、飲酒後に大量の糖分を補給したとしても飲酒が無かったことにはならないし、酒量や個人のアルコール分解能によって二日酔いを確実に回避できるという保証もない。
まして『迎え酒』と
飲酒後の甘い物は、二日酔いを予防するための効果が比較的高いだけである。最善は自分の身体に合った飲酒量を知り、節度を保って楽しむことだ。
「勿論、確実に二日酔いにならないという保証はなく、あくまで予防策だそうです」
「ああ! なるほど、それで静っちの宴会には、途中で水を飲まされたり、最後に甘い物が出たりするのか」
「流石に宴席の最中に菓子を出すのは難しいので、それと判らないように糖分が多く取れる料理を供したりしているそうです」
「何とも有難い気遣いだな。そういう体面にまで配慮した気遣いが出来るのは流石としか言えん」
「そうですね」
四六は慶次が静子を褒めるのを聞いて、我がことのように誇らしく思えた。未だに恥ずかしくて口には出せないでいるが、四六は静子の事を母として慕っており、また人間として尊敬していた。
器は早い段階で静子に懐いたと周囲は思っているが、幼少期を共に過ごした四六だけは見抜いていた。
あれこそが器なりの処世術なのだと。相手にあからさまな好意を見せることで
器が置かれた環境では、相手に好意を向けてすら害意で返された経緯があり、新しい環境下で自分を守るための器の数少ない自衛手段でもあった。
そんな器ですら今では心から静子を母と慕っている。世間から隔絶された経緯から浮世離れした性格までは変えようがないが、静子はそれすら理解した上で受け入れてくれている。
静子からすれば器よりもずっと重篤な症状の人々を知っているし、少し突飛な行動をする子だな程度で気にする事もない。
しかし、器にとって今まで存在自体を否定されたり、
「四六殿は随分と静子殿を慕っておいでのようだ」
「そうですね。義母上には感謝しておりますし、心より尊敬もしています。だからこそ義母上の悲しむ様子は見たくありませぬ。少しでも笑顔になって頂くために、私に出来る事ならば何でもしたい。しかし、だからと言って義母上が納得された別離に介入して良い理由とはならないと気が付きました」
酒が理性を麻痺させているのか、普段は心に秘めている言葉が自然と口を突いて出る。
「きっと義母上と狼達の間には余人が立ち入れない絆があるのでしょう。それが少し羨ましくもありますね。私達では未だにそこまでの関係を構築できていませんから……」
「それは先人が積み上げてきた結果ですから、仕方のないことです。ただし貴方達には未来がある。ここから先にどのような関係となれるかはお二人次第です」
「ありがとうございます、与六様。そうですね、彼らが抜けた穴を我らが補えるように頑張ります」
「それは違うぜ、四六」
これからの事を見据えて四六が語った内容を慶次が否定した。思わぬ反論に慶次の方へ目を向けると、慶次は普段と異なり真っすぐこちらを見つめている。
「誰かの代わりになる必要は無いんだ。あいつらの代わりは誰にも務まらないし、務めちゃいけない。お前はお前のやり方で、静っちを支えてやるんだ。そしてそれは遠い『いつか』じゃない、『今日から』始めるんだ。ここにいると忘れがちだが、この世は未だに乱世だ。今日と同じ明日が続くなんて誰にも保証なんて出来やしないんだからな」
「然り。慶次殿の言うように、今日精一杯生きた者だけに明日はほほ笑むのです。毎日を精一杯生きておれば、いざ最期を迎える時も笑って逝けましょう」
それはいくさ人らしい死生観を持った台詞であった。慶次も兼続も乱世の荒波を渡り生き抜いてきた身、いつ最期を迎えても悔いが残らないよう心掛けてきたのだ。
だからこそ慶次は四六の『ヴィットマン達の代わり』に『いつかなり替わろう』という考えを否定した。これはある意味で正しいと言える、後悔は常に先に立たないものだからだ。
「お恥ずかしい限りです。私は未だに甘えが抜けきらぬようです。漫然と明日が与えられて当然と考えていたことを恥じ入るばかりです」
そう言って俯く四六を見て、慶次はその細い肩をがっしりと握ってにかりと笑って見せた。
「ま、これは心構えの話だ。なに、俺たちだって十全にやれている訳じゃない。ただ、今から始めるんだと言う心意気と、後悔しないための覚悟って奴だ」
慶次がそう言ってほほ笑むと、四六の肩に入っていた力がすっと抜けた。どうにも生真面目すぎる四六には、少し過剰に発破が掛かったようだった。
慶次は自分が四六と同じぐらいの年頃、いったい何をやっていたのかと思い返せばとても説教等出来た立場ではない。
しかし、未来ある若者が自分と同じ
それを煩わしく思うでもなく、真っすぐに受け入れている四六を慶次は好ましく思うとともに、少し眩しくもあった。
二人に礼を述べて先に休むと去っていく四六を見送り、慶次と兼続は次代の尾張へと想いを馳せて盃を交わした。
ヴィットマンとバルティの歩みはいつ止まっても不思議ではない状態だった。多少回復をしたものの、お互いに体を支え合って月明かりが照らす山道をゆっくりと歩む。
二頭の体力は既に尽きており、一歩ごとに体が休息を求めて悲鳴を上げている。しかし、今座りこんでしまえば、次に立ち上がり歩ける保証はない。
それでも二頭を突き動かすのは、自分達の一生を価値あるものとした出会いを紡いだ場所へ帰りたいという思いだった。
やがて山道の中腹ほどにある何の変哲もない少し開けた場所へと辿り着いた。そこはかつてヴィットマンがバルティを連れて戻った際に、無法者に静子が襲われた場所であった。
静子の窮地を救い、バルティを伴って本当の意味で静子の家族となった場所。二頭はここを己の死地と定めていた。
二頭はどちらからともなく足を折って体を横たえる。ヴィットマンが麓へ目を向けると、闇の中にぽつりと光る点があった。
あの光の許に静子が居る。そこを眺めながら最期を迎えられるこの地は、二頭にとって格好の寝床であった。
ヴィットマンもバルティも、自分が生まれた場所には見当もつかない。またその生涯の殆どを過ごしたこの地と比べれば、何の愛着もなかった。
二頭は互いに毛づくろいをして、最期の瞬間が訪れるのを待った。しかし、その時不思議なことが起こった。
明らかに山頂の方から二頭を呼ぶ何者かの声がする。それは音ではなく、二頭の心に直接響く何かであった。
ヴィットマンとバルティはお互いに視線を合わせると、ゆっくりと立ち上がった。最早尽き果てたと思われた活力は不思議と満ち、今までよりもしっかりとした足取りで山頂を目指す。
二頭は自分達が山を目指したように、山が自分達を招いてくれているのを感じ、迷うことなく真っすぐに山頂へと歩を進めた。
ヴィットマンとバルティが山頂に辿り着くと、折よく雲の合間から月が顔を覗かせ、光の柱が天地を繋ぐように山頂の一角を照らした。
二頭は自分達を冴え冴えと照らし出す月に向かって力いっぱい吼えた。その力強い遠吠えは、遥か麓の静子の許まで届いたことだろう。
後の世において、『
戦国の申し子、綾小路静子を
戦火の絶えぬ日ノ本を憂えた天が、乱世の魔王こと『織田信長』の許へ彼女を送り出した。静子と言う女傑は、身の丈六尺を超える隆々たる
彼女はその恐るべき頭脳を以て、戦国最強と謳われた武田を破った。また狼に跨って戦場を駆り、自らが先陣を切って敵を粉砕したという。
しかし、そんな彼女らも信長の天下統一が為るとその役目を終えて天へ還る時が来た。彼女と二頭の神使は、山頂へ辿り着くと月へと祈りを捧げた。
すると天を割って光の柱が地へと伸び、山頂と天は光の柱で結ばれた。そしてその光に招かれるように、一人と二頭は天へと還っていったとされている。
彼女と二頭の狼の功績を称え、信長は山頂に『大神神社』を建立したのだと言う。
静子が実際にこれを目にすれば噴飯ものの縁起だが、これは後世の人々が山と神社の権威を盛り上げるため、話をこれでもかと盛り続けた結果であった。
そもそも大神神社の祭神となったヴィットマンは灰色狼であったし、バルティも同種だろう。輝くような真っ白の毛並み等持っているはずもなく、流石に熊と比べれば随分と小さい。
更に戦国の世では大女の部類ではあるとはいえ、静子は小柄であったし剛力無双とは程遠い。長可を筆頭とした配下がやらかした事件が何故か静子の仕業として伝えられた結果、彼女はゴリラもかくやという姿で描かれるようになった。
曰く、素手で鎧武者を殴り殺したに始まり、道なき道を狼に跨って駆け、一夜にして尾張から京へと辿り着いたと言う
しかし、そうした後世の人々の努力が実り、不便な山奥の更に山頂という
静子の神算鬼謀に
この神社で叶わないのは静子が生涯独身を貫いたとされるため、縁結びだけであったとか。
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