スマートスピーカーであるEcho DotとMusic Unlimitedの組み合わせ……と聞いて、思い浮かべる使い方なんだろうか。
8割の人が「部屋にEcho Dotを置いて、Music Unlimitedの音楽を流す」と答えるだろう。
「アレクサ、あいみょんを流して」と言えばあいみょんが流れる。そういう使い方を期待しての回答だ。
実際この使い方は実に心地がいいもので、実際わがやでも、アレクサに話しかければ音楽が流れるようにしているが、音楽ひとつで部屋の雰囲気も気分もガラッと変わる。
今回のEcho DotとMusic Unlimitedセットのセールは、部屋で音楽を聴く心地よさを体験してほしいという狙いで打ち出したものだろう。
しかし、ここに罠がある。
それは、Echo DotとMusic Unilimitedの相性は最悪ということ。
理由は、Echo Dotの音質が非常に残念である点にある。百均に並ぶ安物イヤホンよろしく、シャカシャカした高音ばかり強く響くのだ。
わがやのEcho Dotは第2世代なので、第3世代なら改善しているのではと思いレビューを見てみたところ、1000〜2000円くらいのBluetoothスピーカー程度という記載があった。
1,000円とは、Bluetoothスピーカーのなかで最低水準の金額だ。音質は推して知るべし、である。
もちろん、その音質で満足する人もいるだろう。ここは個人差があって当たり前だ。
ただしぼくとしては、Echo Dotの音質はとても音楽に聴き入る気になれない水準と言わざるをえない。（そのためわがやでは、Echo Dotの外付けスピーカーとしてGoogle Homeを使っている）
つまるところ、Echo Dot＋Music Unlimitedで部屋で音楽を流すと、その音質の低さが原因で、期待した「心地よさ」が手に入らない可能性が高いということだ。
もし部屋で心地よく音楽を聴きたいなら、999円のEcho Dot+Music Unlimitedセットとは別で、11/2まで6割引の4,980円になっている第2世代Echoも一緒に買うといいだろう。
第2世代と型落ちしたとはいえ、Echoの音質はEcho Dotのそれよりはるかに上。
また、
と用途に応じて配置することで、スマートスピーカーの便利さをより実感できる。
要するに、中途半端にEcho DotとMusic Unlimitedだけを手に入れるより、Echoも買ってしっかり楽しめる環境を整えるほうが、トータルでは得なのだ。
しかしそうなると、「なんだEcho Dotいらないじゃん」となる人もいるだろう。
そんな人には、
のコンボをおすすめしたい。
後者のキャンペーンは、「0円MP3でもいいからAmazon Musicで買ってからMusic Unlimitedに初回登録すると、無料お試し期間が30日から90日に延長される」というもの。
あまり知られていない隠れたお得キャンペーンなので、Music Unlimitedに興味がある人はチェックしておくといいだろう。
参考 キャンペーン詳細
すでにEcho DotとMusic Unlimitedのセットを買った人は、おそらく本記事を読んでガックリしているかもしれない。
しかし、キャンセルするのは待ってほしい。
最悪なのはあくまで「Echo Dot経由でMusic Unlimitedの音楽を流す」という組み合わせであって、Echo DotとMusic Unlimitedそれぞれ単体なら十分に「使える」からだ。
Music Unlimitedは、ぼく自身年間契約しているほど惚れ込んでいる最高のサービスだ。好きな音楽をいつでも聴ける自由は、一度手にすると手放し難い。
またEcho Dotは、Fire TV Stickと組み合わせると音声で動画が流せる最強デバイスに進化するし、スマートプラグと併用すれば音声で家電を操作できるようになるなど、「音声リモコン」としてのポテンシャルはすばらしい。
そのため、すでに買った人は音楽を聴く以外の用途を積極的に探ってみていただきたい。
あと、Music Unlimitedは1ヶ月後には自動的に有料プランへ移行するため、お試しで止めたいなら解約手続きを忘れずに。
今回のEcho Dot＋Music Unlimitedキャンペーンは、値段のみでいうと87%オフの超破格セールだ。
しかし実際に得られる体験をベースに言えば、この組み合わせは相性が悪く、部屋で音楽を流す用途を期待すると裏切られる可能性が高い。
なので、6割引の第2世代Echoや、Music Unlimitedの無料期間3倍キャンペーンなど、その他のセールも視野に最適な組み合わせを考えるほうが、きっと幸せになれるだろう。
以上「Echo DotとMusic Unlimitedの999円セットには罠がある」でした。
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