巨人・マシソンが退団会見　日本球界とファンに別れ　印象に残ったのは元中日の「和田が一番」

　日本シリーズ中に、今季限りの退団を表明していたスコット・マシソン投手（35）が25日、都内の球団事務所で会見を行い「巨人での８年間は自分のキャリアのハイライト」と、日本球界とファンに別れを告げた。

　会見の終わりには、引退したばかりの阿部慎之助さんが大きな花束を持ってサプライズで登場。「阿部がいなかったら８年間もやれていない。空中に８の字を描いて『80％の力で』とよくアドバイスしてもらった」と感激すると、阿部も「いずれは巨人に戻ってきて何かの形でかかわってほしい。本当にお疲れさま」と笑顔でねぎらった。

　また、対戦相手で最も印象に残った打者には、中日時代の和田一浩さんを挙げた。「なかなかアウトにすることができず、苦労した。内角に厳しく攻めたときに、すごく怒って、それ以降はアウトを取れるようになったけど、賢くセンスある打者という印象。ベテラン選手には頭を使って打ち取りにくい選手がいたが、その中でも特に和田が一番」と振り返った。