「みやざきフェニックス・リーグ」に参加している中日・根尾昂内野手(19)が25日、宮崎市の生目の杜運動公園内にある「はんぴドーム」で休日返上で練習した。練習参加した12選手とともに約1時間半、打撃練習などで汗を流した。
7日に開幕した今リーグも残すところ3試合。最後の休日でも一心不乱にバットを振った。2軍監督代行を務める立石巡回野手コーチの投げる球を、およそ30分間で230球ほど打ち返した。
「フェニックスの前半は、なかなか初球から手を出すことができなかったけど後半はね。内容は良くなってきているよ」と現状について立石監督代行は話す。
今リーグはここまで13試合にフル出場。51打数10安打で打率1割9分6厘と奮闘。直近の試合だった23日のハンファ戦では、9回1死一塁から初球の速球を捉える右前打を放ち、一、三塁の好機をつくった。
「あの打席は目付けをしているところにボールが来て、ああいう形になったと思います」
1年目の今季は1、2軍を通して犠打はゼロだった。それでも今リーグでは2つ犠打を決めている。立石監督代行は「1軍に行ったらそういうこともあるので、出来ないといけない。ミスもあるけど次につなげられるようにしていってほしいね」と期待を込める。
「1打席、1打席、シーズン中しなかったことをしているので、少しでも経験が積めるようにやっていきたい」とキッパリ。根尾が宮崎での最終クールでラストスパートを懸ける。