◇25日 マスターズGCレディース第2日(兵庫県三木市・マスターズGC)
シブコが強靱なマッチョマンの好アシストを受けた。8時40分からの競技中断でスタートが2時間半以上遅れ、渋野日向子は12時51分ようやく1番ティー。思わぬアクシデントから始まった。
「当たりは悪くなくてちょっとフックして左に行った。ラフだと思って行ったら…」。ドライバーショットはロープ際にいた36歳男性ギャラリーの左胸を直撃。「ぜんぜん当たったと知らずにボールの近くまで行って、関係者の方に教えられた。でも当たった方が笑顔で大丈夫と言ってくださって。周りのお客さんから『僕にも当てて~』なんて声も上がったりして、笑ってもらえてよかった」。渋野は、おわびにサインボールをプレゼント。それもそのはずだ。この男性の屈強な胸板のアシストでラフにつかまるはずの打球は、30ヤードほど前方のフェアウエーへ跳ねた。渋野は難なく第2打、第3打とつなぎ、2メートル弱のパットを沈めバーディー発進。この幸運を足がかりに9、10、12、14、15番でバーディーを量産した。