阪神の育成ドラフト1位の大商大・小野寺暖外野手(21)が25日、大阪・東大阪市内の同校で畑山統括スカウトらから指名あいさつを受けた。今春のリーグ戦で首位打者、MVPに輝いた大砲候補は「タイガースの一員になることを実感しました。育成なので全員ライバルという気持ちでいかせて頂きます」と意気込んだ。
26日に明治神宮大会の出場をかけた関西地区代表決定戦が開幕し、大商大は天理大と激突する。「まだ大会が残っているので、そこでアピールして一日でも早く支配下登録されるように頑張る。(プロでは)甲子園でホームランを打って、観客が総立ちしているような姿を見せたい」と言い切った。
◇小野寺 暖(おのでら・だん)1998年3月17日、奈良市生まれ。21歳。小学2年から奈良リトルで野球を始め、中学時代は南都ボーイズでプレー。京都翔英では甲子園出場なしも高校通算20本塁打。大商大では4年春に首位打者、MVPを2度獲得。50メートル6秒2。遠投120メートル。183センチ、82キロ。右投右打。