2019-10-26

昔の人ってなんで「台風」を知らなかったの?

「何か知らんけど毎年八朔から秋分にかけて異様に暴風雨になったりするけど何で?」とか疑問に思わなかったのだろうか?

朝廷とか幕府役人諸国から訴状を調べてみたところ「薩摩で暮れ六つに暴風まり、子ノ刻に尾張にて風雨甚だし河川溢る。江戸明け六つに暴風にて屋敷の瓦剥がれ落ち、明くる午ノ刻陸奥にて暴風あり」

とかの知見みたいなのを得て「これは移動性の低気圧である」という結論を出せなかったのだろうか?

卑弥呼くらいの時代から知ってたんじゃないの? 農耕とか治水って政治のものじゃん。

そういう事では無い。只の「夏から秋にかけて発生する暴風雨」としか認識しておらず「日本近海太平洋上で発生し、日本列島を南から北に移動し各地に被害を及ぼす熱帯性低気圧」という事は外国人に教えて貰うまで知らなかったという事をいっている。

「今朝に多摩川洪水引き起こし暴風雨半日後には最上川を氾濫させる事になる」という一般的知識江戸時代の人々は持ってはいない。「台風を知らない」事とは、つまりそういう事。

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