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2019-10-25

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・なんだかうれしいことがいくつかあった。

 風邪をひいたらしくいつもの耳鼻科で診てもらったが、
 いつものように「ああ、のどがまっ赤だね」で、
 「あとは鼻? せきもある? 熱は?」というコースで、
 鼻とのどの吸入をして、薬を出してもらった。
 いちおう、いつも、これで快方に向かうのである。
 このところ、仕事の予定が立て込んでいるので、
 無理はしたくないものの、急な病欠はできない。
 24日の日本シリーズは試合ごとなくなったし、
 土曜日のラグビーは残念ながら切符を譲ったので、
 そのふたつの試合分が休息の時間になった。
 「風邪、治ります」への道のりを歩みだしたぞ。

 「ほぼ日」に、気仙沼からさんまが送られてきた。
 いつもの「かわいい魚屋さん」からのプレゼントだ。
 磯屋水産の安藤竜司さんが、季節の自慢の魚があると、
 驚かせるかのように送ってくれるのだ。
 今年はとにかくさんまが不漁で、ひどい状況だった。
 近くの海ではもちろん、遠くまで漁に行っても、
 メザシみたいな小さなさんましかいない。
 脂ものってないし、とにかく痩せてて小さかった。
 この先、さんま漁はどうなるのだろうと、漁師さんも、
 魚屋さんも食べるだけのぼくらも、本気で心配していた。
 そんななかで、大きくふとったピンピンのさんまが
 東京にまで送られてきたということは、
 きっと、なにかが好転しているという報せだ。
 夕食に、さっそく食べたらとんでもなくうまかった。
 このところぼくより忙しい家人も、感心しながら食べた。
 詳しいことは、そのうち竜司さんに聞いてみるにしても、
 さんまの漁になにか希望があるのだと、思うことにする。

 『岩田さん』。書籍の約半分の無料公開がはじまった。
 この本の届け方については、ある意味全社で考えている。
 みんなが、少しでもたくさんの人に読んでほしいと、
 知恵を出し合ったり、仕事を分け合ったりしている。
 今回の「決断」も、そういう話し合いの末の判断だ。
 「じぶんの好きな人に、この本をすすめてください」
 というお願いの、最初の「好きな人」になってください。
 読んでくれる人が増えているようで、最高にうれしい。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
いい人もがんばってる人も、いっぱいいると覚えておこう。


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