8月、首相官邸で安倍首相への結婚報告後、取材に応じる小泉環境相(左)と滝川クリステルさん=共同
第4次安倍再改造内閣で新たに入閣した15人が25日、9月の閣僚就任時の保有資産を公開した。家族分を含めた総資産は、小泉進次郎環境相が2億9001万円で最も多かった。全額が8月に結婚した妻クリステルさんの名義。15人の総資産平均は5107万円だった。小泉氏の総資産は、公開済みの安倍晋三首相や留任閣僚を含めても、麻生太郎副総理兼財務相に続く2番目の額となった。
フリーアナウンサーのクリステルさんは計2億9001万円の有価証券を保有する。内訳は、国債1億5千万円、公社債1399万円など。小泉事務所は「キャスターやCM出演などの仕事で形成した資産を有価証券で運用している」とコメントした。小泉氏本人の申告資産はなかった。
経済産業相を25日に辞任した菅原一秀氏分を含めて発表された。入閣した15人で2番目に多いのは加藤勝信厚生労働相の9113万円で、竹本直一科学技術担当相(8266万円)が続いた。最少はゼロの赤羽一嘉国土交通相。家族分を除いた閣僚本人の資産平均額は2682万円となった。
加藤氏は、東京都杉並区や岡山県内の不動産のほか、1579万円の有価証券を保有する。竹本氏の資産は、地元の大阪府内に持つ土地や建物が大半を占める。
赤羽氏のほか加藤、竹本氏ら計7人が家族を含めて株式を保有する。株式は総資産額に算入されず、実際の資産は公開額を上回る。
首相や留任閣僚を含めた内閣全体の総資産平均は8271万円。トップの麻生氏は総資産が5億2303万円(2017年11月時点)に上る。梶山弘志経産相の資産は後日公開される。
〔共同〕