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試用期間=時給の罠、そして夕食休憩の罠

試用期間=時給の罠、そして夕食休憩の罠

時系列まとめ

前回、今まで書いたブログ記事を時系列にまとめていて気づいたのですが、

私は今で5社目ですが3社目の内容が薄いので、3社目でどんな事があったかを思い出して書いていきます。

失業から這い上がる

民主党政権誕生とほぼ同タイミングで失業した私は、失業手当の支給期間3ヶ月と、職業訓練校6ヶ月のカリキュラムを終えたため失業手当という収入源も失い、貯金を減らしていくだけの地獄が始まりました。

そんな時にスマートフォンがiPhone, Androidの順で上陸し、「来年あたりにはAndroid市場がiPhone市場を上回る」なんて噂を聞いた事もあり、私は自腹でAndroid端末とアプリ作りの書籍を購入して勉強に励みました。

プログラミング言語は前職でC言語、前々職でVBしかやった事がなかった私にとってAndroidアプリを開発するためのJavaというオブジェクト指向の言語は理解に苦しみました。

それでもアプリを開発して、自分でストアにリリースするまで一通りの事が出来るようになった頃、並行していた転職活動において「Androidアプリエンジニア」として採用が決まったのでした。

試用期間は時給の罠

試用期間は3ヶ月でしたが、「試用期間は時給でもいい?」と言われました。試用期間=時給というのは初めての事でしたが、無職の自分を採用してくれた恩もあるのでそれを承諾しました。

時給1,500円で1日7.75時間勤務 × 20営業日で232,500円が月収となりました。

試用期間を終えて正社員扱いになった後もその月収がそのまま月の基本給となりました。

しかしこの「時給」というのが計算された罠だという事に後で気づく事になります。

賞与が出る条件

ここまでのブログで書いた通り、夏冬の賞与というのは評価期間が決まっていて、評価期間に在籍している事と、賞与支給日まで在籍している事が支給の条件になります。

4月~9月の6ヶ月間の評価が冬の賞与に、10月~翌年3月の6ヶ月間の評価が夏の賞与に反映される期間である事が一般的です。

私はこの会社に2月に入社したため、2~4月の3ヶ月が時給で、月給になったのが5月~でした。

試用期間でも正社員と同じ扱いを受けるはずですが、しかし時給となると話は別で、私は4月の評価期間に在籍していた事にならず、冬の賞与査定も支給もありませんでした。

夕食休憩の罠

基本給に見込み残業時間が含まれる事が最近の風潮ではありますが、この会社ではそれがなく、残業した分だけ残業代が出ます。

しかし定時後すぐに1時間の夕食休憩が設定されています。

会社や職場によっては、残業時間から夕食休憩時間が、深夜残業時間から深夜休憩時間が30分~1時間程度自動で引かれる事がありますし、私も1社目や2社目でそれを経験しました。

ここで問題なのは定時後すぐに設定されているという事です。

例えば定時の18時を過ぎて少し作業をしても、それは休憩時間中という扱いになり、残業代が発生しません。残業代が発生するのは19時以降からになります。

このやり方は見込み残業のある会社より、ある意味悪質だとも言えます。

配属先は新規事業部、しかし・・・

オフィスはとても狭くて最大10人ちょっとしか座るスペースがなく、ほとんどの社員が社外で稼いでいるという会社でした。

そんな中で私が配属されたのはこれから自社コンテンツを作っていこうと新設された部で、私ともう一人日本語ペラペラの外人エンジニアを採用していました。

その頃のスマートフォンアプリ市場は始まったばかりの混迷の時代で、まだまだ開拓されていない分チャンスだという見方も出来る一方で、しかし安定した受注・売上を確保するのは難しい状況でもありました。

よって在籍して1年がたっても、賞与は出ない、昇給もほとんどなくてほぼ初任給のような賃金で、

232,500円×12ヶ月で賞与もなしなので合計年収2,790,000円になるのですが、それで生活するのはギリギリの状態が続きました。

転職の決意

賃金とは反比例して、私は素晴らしい先輩や同僚に恵まれた事もあって1年間で大幅にレベルアップしました。

それでもこの会社では前述の通り賃金に対してタチの悪い小細工をしてくる事が分かり、自分がレベルアップしても当面賃金アップを見込めなさそうな感じがしたので、わずか1年と少しで3社目の退職を決意したのでした。

無職の私を拾い、育ててくれたという恩がありましたが、それを仇で返す事になってしまい、心が痛みました。

しかしそういった情に付け込んでくるのがブラック企業のやり方です。

そこは飲み込まれる前に硬い意志を持って転職すべきと判断したため、私はそうして3社目を後にしました。

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