(cache)ヒロ斎藤、藤波辰爾からセントーンで勝利「藤波さんに感謝の気持ちを伝えたい」…40周年記念試合 : スポーツ報知

ヒロ斎藤、藤波辰爾からセントーンで勝利「藤波さんに感謝の気持ちを伝えたい」…40周年記念試合

メインイベント後に挨拶するヒロ斉藤(前)、サプライズゲストの長州力(中央)、越中詩郎(後)(カメラ・橘田 あかり
メインイベント後に挨拶するヒロ斉藤(前)、サプライズゲストの長州力(中央)、越中詩郎(後)(カメラ・橘田 あかり

◆ドラディション「RAGING OUTLAW TOUR IN TOKYO」(25日、後楽園ホール)観衆1850人=満員

 プロレス界のレジェンド藤波辰爾(65)が主宰する「ドラディション」は25日、東京・後楽園ホールでヒロ斎藤(58)のデビュー40周年記念大会を開催した。

 ヒロはメインイベントで武藤敬司(56)、天山広吉(48)とnWoジャパンを再結成し、藤波、越中詩郎(60)、獣神サンダー・ライガーと対戦。特別レフェリーを90年代の新日本プロレス黄金時代に狼群団、nWoジャパン、T2000でヒロと共闘した蝶野正洋(56)が務めた。

 試合は、場外戦でライガーのスライディングキック、エプロンから越中のヒップアタック、ライガーのイス攻撃、越中とライガーのツープラトンのパイルドライバーの波状攻撃で「死ぬかと思った」と振り返ったヒロだったが、戦前に「ヒロさんを勝たせるためにレフェリーをする」と宣言していた蝶野が藤波へ武藤のシャイニングウイザードとケンカキックのサンドイッチ攻撃からヒロが必殺のセントーンでフォールを奪い、記念マッチを勝利で飾った。

 ヒロは、アントニオ猪木に憧れ、1978年に新日本に入門。同年8月26日に魁勝司戦でデビュー。85年には、スーパー・ストロング・マシン、高野俊二と共にカルガリー・ハリケーンズを結成し全日本プロレスへ参戦した。87年には新日本へ復帰し95年からは蝶野が率いる狼群団、nWoジャパン、T2000に加入し黒の総帥をサポートしてきた。2006年に新日本離脱し以後、無我ワールドプロレスリング、現在のドラディションに至るまで藤波と行動を共にしている。

 試合後のセレモニーで蝶野、藤波から祝福のメッセージを送られた後にサプライズゲストとして長州力氏(67)が登場。「チョビよく頑張った。まだ頑張れるから、一生懸命トレーニングして頑張って」と激励された。

 マイクを持ったヒロは「みなさんこの天候の悪い中、ご来場ありがとうございます」とあいさつ。たった一言で切り上げようとすると、ライガーらがもっとしゃべるように促され「藤波さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。藤波さんありがとうございました」と頭を下げ最後に「どうもありがとうございました」ファンにメッセージを送ると満員のホールから温かい拍手がわき起こった。

 バックステージでヒロは「頭真っ白で分からないです」と振り返ると、厳しい場外戦に武藤が「死ぬかと思ったよ。殺されるかと思った」と突っ込まれ苦笑いしていた。

 40周年記念ツアーの次戦は、27日に大阪・南港ATCホールCホールで開催。ヒロは、越中、ライガーと組んで藤波、藤原喜明(70)、X組と対戦する。

  10・25後楽園の全成績は以下の通り。

 ▼メインイベント6人タッグマッチ60分1本勝負(特別レフェリー・蝶野正洋)
 〇ヒロ斎藤、武藤敬司、天山広吉(16分55秒、セントーン→片エビ固め)●藤波辰爾、獣神サンダー・ライガー、越中詩郎

 ▼セミファイナル6人タッグマッチ45分1本勝負
 大谷晋二郎、〇金本浩二、高岩竜一(19分34秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)長井満也、KENSO、●KAZMA SAKAMOTO

 ▼タッグマッチ45分1本勝負
 スーパー・タイガー、〇坂口征夫(12分27秒、神の右ヒザ→片エビ固め)田中将斗、●上野勇希

 ▼タッグマッチ30分1本勝負
 〇タカ・クノウ、三州ツバ吉(8分43秒、飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)●倉島信行、TAMURA

 ▼20分1本勝負
 〇新井健一郎(7分22秒、掟破りの逆逆さ押さえ込み)●LEONA

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