ラグビーW杯日本大会の準決勝で相まみえるニュージーランド(NZ)とイングランドの注目の一戦は26日、横浜・日産スタジアムで激突する。1次リーグでともに1位通過。史上初の3連覇を狙うNZを、日本代表の前指揮官、ジョーンズ監督率いるイングランドが止められるか。25日の前日練習は、両チームとも雨中で行った。
NZはプロップのムーディーが会見に出席。相手の対策よりも、チームの戦術遂行を重視する構えで「特定の選手を意識することはない。イングランドとは伝統的にフィジカル勝負となる」と語った。25日の大雨とはうって変わって26日は晴れ予想。フォスター・アシスタントコーチは「雨の翌日でもピッチの状態はいい。心配していない」と得意のランニングラグビーに影響がないとの見方を示した。
一方のイングランドは強靱(きょうじん)な足腰と快足が自慢のFBデーリーがNZ対策に「他のチームに対する戦い方とは違うかもしれない。何が起きてもいいように準備する必要がある」と答えた。15―16と競り負けた昨年11月以来の再戦。ロックのローズは「あの試合は敗れたけど、かえって自信になった」と雪辱に燃えていた。