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【大リーグ】

アストロズが暴言のGM補佐を解雇  「記事ねつ造」と猛反発の球団も謝罪

2019年10月25日 15時21分

アストロズのロベルト・オズナ投手(AP)

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 全面降伏となった。アストロズはブランドン・トーブマンGM補佐を解雇し、謝罪声明を発表した。24日の米複数メディアが報じた。

 「われわれは間違っていた。ステファニー・アプスタイン記者とスポーツイラストレーテッド誌に、そして本件の目撃者たちに、不適切な言動により不快な思いをした方々に心から謝罪する」

 同GM補佐は19日、ワールドシリーズ進出が決まった直後、女性記者の一団に向かって「神様、オズナがいてくれてありがとう!オズナを獲得できて、××××に最高だ」と、何度も放送禁止用語入りで叫んだ。その言葉とは裏腹に、当日は2失点と炎上していた守護神オズナは、昨年5月に家庭内暴力(DV)規定違反で大リーグから75試合の出場停止処分を科されていた。叫ばれた女性記者の一人は、DV反対を象徴する紫色のブレスレットを着けていた。

 これをスポーツイラストレーテッド誌のアプスタイン記者が報じると、取材拒否したアストロズは「間違った方向に導く、全く信頼できない記事だ。存在しない内容を捏造(ねつぞう)しようとしている」などと声明を発表していた。

 だが、他の記者たちがアプスタイン記者の報道は事実だったと裏打ち。全米野球記者協会がアストロズに謝罪を求める声明を発表し、大リーグ機構も調査に乗り出すと発表する事態に発展していた。

 

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