来季で2年目となる日本ハムの吉田輝星投手(18)が24日、侍斬りを誓った。侍ジャパンとの25日の練習試合(サンマリン)に3番手で登板予定の右腕はSOKKENスタジアムのブルペンで44球を投げ込むと、「ボールはだいぶ安定している。シーズンの最後に一番良い相手と対戦できる。どれだけストレートが通用するかです」。南国の日差しを浴びて精悍(せいかん)さが増した右腕はワクワクした表情をみせた。
対戦したい打者は4番の鈴木。初勝利をあげた6月のデビュー戦では1打数無安打1四球だった。「あのときはファウルしか取れなかったので空振りを取りたい。できれば高めの真っすぐで。そんなに簡単にはいかないと思うけどちゃんと腕を振りたい」。侍の4番を相手に成長した姿をみせつける。
宮崎ではカットボールの精度向上にも取り組んでいる。「投げていて曲がっているか分からないくらい直球のイメージで投げられている。良いなという実感あります」と自信をのぞかせた。「来シーズンへのアピールになる。チャレンジャーの気持ちでいきたい」。トップ選手を相手に全力でぶつかるだけだ。