大阪医科大学 研究支援センター 実験動物部門 講師 伊井 正明
ポスター展示ブース: A-08
展示会: 第14回 アカデミックフォーラム国名: 日本 Statin封入PLGAナノ粒子抱合脂肪幹細胞による新しい難治性疾患治療法Statin製剤封入PLGAナノ粒子を脂肪幹細胞に抱合させ、各種難治性疾患動物モデルに投与することによって、同数の細胞単独投与に比べて良好な治療効果を得ることができた。
発表日時: 6月28日 (水) 11:50 ~ 12:20会場: ACA-1 出展製品・技術一覧
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Statin製剤封入PLGAナノ粒子を脂肪幹細胞に抱合させ、各種難治性疾患動物モデルに投与することによって、同数の細胞単独投与に比べて良好な治療効果を得ることができた。
出展社による製品・技術セミナー
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Statin封入PLGAナノ粒子抱合脂肪幹細胞による新しい難治性疾患治療法
Statin製剤封入PLGAナノ粒子を脂肪幹細胞に抱合させ、各種難治性疾患動物モデルに投与することによって、同数の細胞単独投与に比べて良好な治療効果を得ることができた。
- セミナータイトル Statin封入PLGAナノ粒子抱合脂肪幹細胞による新しい難治性疾患治療法
- セミナー説明文 Statin製剤封入PLGAナノ粒子を脂肪幹細胞に抱合させ、各種難治性疾患動物モデルに投与することによって、同数の細胞単独投与に比べて良好な治療効果を得ることができた。
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- 日時:
- 6月28日(水)
- 11:50
- 12:20
- 会場: ACA-1
研究内容/発表者プロフィール
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研究内容
- 研究内容の概要/特長 スタチン製剤は、血中コレステロール濃度低下作用以外に抗炎症効果や血管新生促進作用などを有することが知られている。このスタチン製剤を生体分解性ポリマーナノ粒子(PLGA)に封入し、脂肪由来幹細胞に取り込ませた状態で炎症が病因となる疾患(心筋梗塞・腸炎・自己免疫疾患・統合失調症・変形性関節症・末梢神経傷害など)を誘発したマウスに実験的に投与したところ、ごく少数の細胞のみで十分な治療効果を得ることに成功した。
- 従来技術・競合技術との違い 脂肪組織由来幹細胞などの体性幹細胞による移植治療では、移植後の細胞生着率が低く治療効果が得られにくいため、多数の細胞を用いる必要がある。また、高齢者や様々な基礎疾患の存在により採取できる脂肪組織量が少ない、あるいは得られる幹細胞数が少ない症例では十分な治療効果が得られないなどの問題点があるが、本技術によって、ごく少数の幹細胞を投与することによって十分な治療効果を得ることができる。
- 想定される応用分野 体性幹細胞を用いた再生医療技術は今後急速に進歩することが予想される。しかしながら、前述のように自家移植による幹細胞治療には解決すべき問題点があるため産業化の妨げにもなり得る。本技術が実用化されれば、少数の幹細胞と薬剤徐放化ナノ粒子の併用によって効果的な炎症性疾患治療が可能となるため、製薬業界を初めとして再生医療関連産業分野において難病に対する治療ツールとして応用することが可能である。
- 発表者プロフィール 平成4年 大阪医科大学 卒業 第一内科学教室 入局 研修医 平成6年 大阪医科大学第一内科 循環器専攻医 平成7年 大学関連病院に勤務しながら自主研究(血管生物学) 平成11年 医学博士 学位取得 平成13年 米国ボストン タフツ大学医学部 セントエリザベスメディカルセンター 心臓血管研究部門 リサーチフェロー(研究留学) 主な研究テーマ:骨髄由来血管内皮前駆細胞による血管新生関連の研究 平成16年 タフツ大学医学部 Assistant Professor就任 平成18年 理化学研究所神戸研究所 幹細胞治療応用研究グループ 研究員 平成19年 先端医療センター 血管再生研究グループ 研究員 平成22年 大阪医科大学 薬理学教室 講師 平成28年 大阪医科大学 研究支援センター 実験動物部門 講師 現在の主な研究テーマ:脂肪組織由来幹細胞を用いた再生医療研究
(敬称略) ※都合により発表者、プログラムの内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。セッションの録音、写真・ビデオ撮影などは一切禁止させていただきます。
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