世にあまたある料理本。
こんなレシピが載っている本を見たことがあるだろうか。
「恐竜卵のふわっふわっ目玉焼き」
「セントロサウルスのごぼう巻き」
「メガロドンのフカヒレ」
「ピナコサウルスのタンステーキ」
フザけるのもいい加減にしろ! とお思い方もいるかもしれない。実際、この本は幾多の研究成果と、壮大な「おふざけ」から生まれたのだから。
試しに、ちょっとページを開いてみると……
© 技術評論社 ©黒丸
こんな料理、
見たことない! © 技術評論社 ©黒丸
書名は『古生物食堂』(技術評論社)。そう、恐竜を含む古生物をもし料理してみたら、という太古のロマンを1冊にまとめた、いわば空想レシピ本なのだ。 収録されているのは、20種32品のメニュー。どれも実に美味しそうなものばかりである。
「ここまでやるか? という反応は大きいですね。これまで50冊くらいの古生物本を書いてきましたが、執筆しながらこんなにお腹がすいた本ははじめてでした」
そう話すのは、作者のひとり、サイエンスライターの土屋健さん。
今回、土屋さんをインタビューするために訪れたのは、埼玉県所沢市にある彼の事務所。ギャラリー兼応接室には、入室したとたん目を奪われる恐竜の骨や化石のレプリカ(なかにはホンモノも)などでイッパイ。恐竜・古生物好きなら何時間もいたくなる空間だ。
話す人:土屋健さん
「恐竜の味を知りたい」という声が多かった
━━本を読むうちに、なんだかどこかの地方に出かけていったら「ご当地食材」としてスーパーに恐竜や古生物が置かれていそうな錯覚に陥りました。あたかも目の前に食材が並んでいるかのように書かれていますが、そもそもどうしてこのような本を書くことになったんですか?
土屋さん(以下敬称略):サイエンスの中でも私が専門にしているのは古生物なんですが、いろんなところで「ところでこの生き物、美味しいの?」とよく聞かれるんですよ。
━━意外です。世の中には、恐竜を食べたい人たちが想像以上に多いということでしょうか?
土屋:たとえば、これは私がまだ大学院にいたときの話ですが、野外で白亜紀のアンモナイトや二枚貝の調査をしていると、通りがかりの人から声をかけられるんです。大きい二枚貝の化石を見て「さぞかし食べごたえがありそうだね」って。子供たちを対象にしたイベントでも「〇〇サウルスって、美味しいんですか?」と聞かれるのはめずらしくないんですよ。
━━へぇー。
土屋:この本の表紙にも登場するアノマロカリス(下写真参照)なんかまさにそんな感じですよ。愛知県蒲郡市にカンブリア紀の海洋動物の化石が充実している「蒲郡市生命の海科学館」という博物館があるんですが、そちらの館長さんも「アノマロカリスはどのような味がするのかと子供たちが聞いてくる」とおっしゃっていました。だから古生物を食べるという発想自体は、私のオリジナルではなく、わりと一般のみなさんが思いつくことなんですよね。
▲アノマロカリスの可食部位。まるでどこかの鮮魚コーナーに置かれていそうな錯覚を覚えてしまう © 技術評論社 ©黒丸
土屋さんの話を聞いて、へぇーと、手元にある本書を見返してみる。本来ならここで土屋さんの著者として顔写真が載っているところが、撮影はNG。理由は、古生物の生態や味覚を推理するにあたって、全国各地11人の研究者に多大な協力を得たから。つまり、この本は研究者あってこその本であり、自身だけが“前に出る”わけにはいかないというわけだ。
それだけではない。料理本だけあって、レシピは本物の料理人である松郷庵甚五郎二代目さんが監修しており、美味しそうな挿絵は漫画家の黒丸さんが担当している。とても多くのプロフェッショナルがこの1冊に関わっているのである。
━━今回この本の存在は、絵を描かれている漫画家の黒丸さんの『絶滅酒場』(少年画報社)を読んで知りました。広告代理店で働くディアトリマに、フリーターのスミロドンなどの恐竜や古生物たちが夜な夜な、美人女将の小料理屋に集い愚痴や悩みを吐き出し、女子会トークを交わすマンガです。その単行本の中で「ママ、もう一杯!」というコラムを書かれていて、最新刊のオビで『古生物食堂』の紹介がされていました。えぇー、面白そうな仕事をされているなぁと。
土屋:私が黒丸さんと知り合ったのも、漫画誌に連載していた『絶滅酒場』を本にする際にコラムを寄せてほしいといわれたのが縁でした。一度打ち合わせをしましょうということで「うちに化石がいっぱいありますよ」と話したら、「ぜひ、ぜひ」と編集者の方と来られ、お昼過ぎから日が暮れるまで古生物トークで盛り上がってしまったんです。
▲レシピを担当した松郷庵甚五郎二代目さんのお店「松郷庵 甚五郎」。所沢市内でも屈指の蕎麦店だ
根底にあるのは「古生物と一緒にいたい」
━━それにしても、恐竜や古生物のレシピ本というのは斬新な発想です。
土屋:いつかこういうものをやってみたいと自分の中で密かに温めてはいたんです。ただ反面、躊躇もありまして。
━━というと?
土屋:サイエンスの本として出せるのかとか、研究者を巻き込んでいいのかとか、いろいろ悩ましかったんです。研究や学生指導で忙しい先生方に「これ、美味しいですかね?」「どうやったら食べられますか?」という話をしにいっても相手にしてもらえるのか、もしかしたら怒られるんじゃないかとか、そう思ったらなかなか着手できないテーマだったんですよ。
━━今回「古生物食堂研究者チーム」として11人の研究者が監修にあたられていますが、ご相談された際の反応は?
土屋:みなさん、もうノリノリでした(笑)。30代から40半ばの若い研究者というのがよかったのかもしれないですね。
▲古生代に生息したウミサソリ類の一種、ユーリプテルスの化石
▲ユーリプテルス、本の中ではエビに通じるダシを活かしたトマトソースのパスタとして紹介されている © 技術評論社 ©黒丸
━━この本の面白さは、捕獲法、生態、食感にいたるまで徹底してリアルな点。それこそ、旅先で入ったお店の郷土料理で出しているのではと思えるほど「遊び心」に満ちているところです。一方で、古生物そのものへの興味が湧く入門書的な魅力も備わっています。
土屋:そこは科学的な情報に反しない中でのお遊びを、脳みそをフル回転してやっていましたから。「食べられるか?」ということもそうなんですが、古生物がいまこの空間にいたらどうなんだろう? という発想からスタートして「一緒にいれたらいいな」という地点までいっちゃう。
━━なるほど。一緒にいたいくらい好きでたまらないから研究していると。
土屋:そう。おっしゃられたようなリアリティをもたせるために、どうやって捕獲するのか、ライフルで撃つのはどうだろう。いっそ養殖しましょうか、といった話を研究者の方たちと延々話して一つひとつ決めていきました。どれも通底しているのは、我々が過去の時代にタイムスリップするというのではなく、現代の調味料を使って料理をするという設定にしています。
━━もしかしたら漁の網にひっかかることがあるのかも、と時空が頭の中でゆがんできそうになりました(笑)。食材選定の基準はどうなっているんでしょう。
土屋:食材については、研究者ごとに「おすすめ(の古生物)」を選んでいただきました。というのも、それぞれに専門分野があり、恐竜にしても「この先生は肉食恐竜に詳しい」「あの先生は卵専門」など特化していたりするんですね。人によっては10品も候補を用意してもらっていたこともありました。
美味ベスト3を挙げるなら
━━たとえば、ジョーズのような巨大ザメ「メガロドン」のフカヒレ。あれを「食べてみよう」という意欲には圧倒されます。
土屋:メガロドンに関しては悩んだところですね。フカヒレにしようとしても、そもそも全長がわかってないんです。化石として残っているのは歯しかなくて(と言いながら、部屋の奥からホンモノの歯の化石をもってくる)。
▲メガロドンの歯の化石(オフィス ジオパレント所蔵)。よく見ると、歯のふちは鋸のようにギザギザ。これはステーキナイフみたいに肉を切り裂くためのものらしい
━━歯、めちゃめちゃ鋭いですよね。さすがに胴体の骨までは見つかっていない?
土屋:それが残念ながら見つかっていません。だから歯のサイズから全体の大きさを推測するしかないんです。メガロドンは形状がサメに近いということから、復元するときにはホホジロザメを参考にしました。フカヒレの大きさについては、研究者が割り出してくれたんですが、これが破格の大きさで。何百人もが集まる大規模な結婚式や大物政治家のパーティーに出されるクラスです。まぁ、大きくなるほどフカヒレは高級とされますから(笑)。
▲確かにスケールのでかいフカヒレである © 技術評論社 ©黒丸
━━メガロドンは、どの辺りに生息していたんでしょう。
土屋:世界中ですね。それこそ埼玉県からも出てきています。しかも世界でいちばん歯の数が揃ったかたちの化石が埼玉県立自然の博物館で展示されています。
━━本書では20種32品のレシピが紹介されていますが、土屋さんが食べてみたいメニューを3品選ぶとしたら?
土屋:そうですねぇ、ぜったい美味しいだろうということなら「ディプロカウルスのまる鍋風」(下写真参照)でしょうか。これは、かの北大路魯山人が「変わった食べ物のなかで美味しいものは」と問われて挙げたといわれる「山椒魚」をモデルにしています。
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▲両生類に属するディプロカウルス。これは頭部の化石のレプリカ(オフィス ジオパレント所蔵)
土屋:2品目は、好奇心で、表紙に出てくるアノマロカリス(下の写真参照)でしょうかね(と、化石を運んでくる)。
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▲アノマロカリスの化石(オフィス ジオパレント所蔵)。触覚部分の大きさから全体のサイズを推測する
土屋:3品目は、シンプルに食欲をそそられる「デスモスチルスのカレー」(下写真参照)かな。カレーは庶民的で、尚且つ日本を代表する料理ですし。
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━━ありがとうございました。個人的に試してみたいのは「シチパチの麻婆豆腐餃子」ですね。文中に「精肉店やスーパーでは、シチパチのもも肉はもはやおなじみだろう」とマジメに書かれてあるせいか、もしかして探せば見つかるかもと思いましたが(笑)、ここは無難に鶏肉で代用してみようかと。
土屋:シチパチの麻婆豆腐餃子は美味しいと思います。モデル生物を使った料理はトークイベントで、メタプラセンチセラス(アンモナイトの一種)のブルスケッタの再現料理をつくってもらったことがありますが、レシピをもとに類似の食材で作ってもらう楽しみ方もありですよね。
▲こちらがメタプラセンチセラスの化石(オフィス ジオパレント所蔵)。うん、確かにこれなら味が想像できそう(?)
▲本の出版を記念して行われた関連イベントでは「メタプラセンチセラスのブルスケッタ」を模した料理が提供された
カピバラとカバの味を調べる
━━本を書く上で難しいのはやはり「味覚」の推測だと察します。いったいどんな味だったのか。それによって調理法も変わってきそうですし。
土屋:おっしゃるとおり、その点は苦労しました。まずどうやって味を推測するのかというと、系統と生態が似ている現生のモデル生物を研究者に挙げてもらうんです。たとえば「ホセフォアルティガシアの豪快ロール焼き」というメニューがあるとして、ホセフォアルティガシアという古生物は、いろんな研究成果から推測して、現生のどの生き物にいちばん近いのか、ということを担当してくださった研究者に相談しました。で、どうやら近いのはカピバラだろうと。で、今度はカピバラの味を調べてみるわけです。
▲ホセフォアルティガシア、なるほど、言われてみればカピバラそっくり! © 技術評論社 ©黒丸
━━カピバラの味……。現実には存在する生き物でも、あれを食べるという発想がなかなか……。
土屋:まぁ実際に食べるわけにはいかないので、カピバラを食べた記録を探してみるしかないんですね。手間はかかりましたが、探すと記録が出てくるんです。他にも、デスモスチルス(下写真参照)という、どことなくカバに似た哺乳類はまさにカバをモデル生物として挙げてもらいました。カバは絶滅危惧種に指定されていますから、今はもちろん食べられませんが、昔はハンティングして食べたという記録が残っていて、そうした資料を見つけて味の記録を探っていく。この作業が思いのほか大変でした。
▲デスモスチルスはカバを想定して味をリサーチした © 技術評論社 ©黒丸
━━雲をつかむような作業です……。
土屋:ネットのブログとかで「食べた」という記述を見つけることもあるんですが、それだけでは情報としては弱い。やはり専門家が記した文献を当たらざるをえない。だから国内はもちろん、洋書も買い漁ったんですが、まぁハズレも多いんですよね。でも、サイエンスの世界ってそういうもんですから。たった一行のウラを取るために文献資料を取り寄せることなんて日常茶飯事ですし。だからこそ、カピバラについて書かれた洋書の学術書に「味は豚肉に近い」と書いてあるのを見つけたときは、やった!! と思いましたね。……と同様に意外に普通だったなと拍子抜けしました。
▲今回『古生物食堂』のために取り寄せた資料のほんの一部。資料代だけでも相当なコストがかかったという
無理を言って今回のこの企画の参考文献を集めた書棚を覗かせてもらった。案内されたのは階段。書斎には収まりきらず、壁に書棚が増殖していた。
土屋:たとえばこのナメクジウオの本、カンブリア紀の海棲動物ピカイアのモデルとなるもので、6,800円もしたのに味について一行も記載がないわけですよ(笑)。結局、中国の有名ホテルの料理サイトにメニューの表記があり、「身は柔らかく、味は香ばしく、甘みがある」とあったのを参考資料とさせてもらいました。
━━わずか一行を見つけだせるかどうかというのは、ほとんど金鉱探しに近いですね。
土屋:確かに。索引と目次であたりをつけて読むんですが、そのおかげでだんだんカンが働くようになってきました。序章のあたりや雑談風なところに味覚の記述が出てくることが多いんですよ。
━━(本棚を見ながら)ハエ縄漁の本もありますね。うわっ。定価12,000円!
土屋:これは正直、購入には決心がいりましたね。古書で入手したので、定価よりさらに高かったんです。でも、どうやって捕るのかを想像で書くわけにはいかない。おかげで今回、漁や狩猟についてもやたらと詳しくなりました。狩猟用ライフルの免許を取る条件とか(笑)。
マンモスやティラノサウルスが選ばれなかった理由
文献を探し出すほか、レシピ担当の甚五郎さんにレシピづくりをお願いしたり、イラストを発注したりするのも企画立案者の土屋さんの仕事だった。
土屋:甚五郎さんには、こういう食材で、味はこうですとお伝えする。もちろん世の中には存在しない食材ではあるんですが、目の前に食材が実在するかのようにイメージを共有するくらいにはなっていました。また、イラストについても研究者が見て、赤みが足りないといった修正が入ります。化石には肉が残らないので、「こういう色だった」という物証はないので、そこは専門家ゆえの見識がどうしても必要だった部分です。レシピを担当くださった甚五郎さんからも、盛り付けはこうしたほうが美味しく見えるとイラストに指導が入ることがありましたね。
▲目次ページより。「迷ったらコレ!」「産地直送」など、食堂風のキャッチに限りない遊び心を感じる
━━各々がプロフェッショナルゆえにこだわりがある上、正解がないものだけに、ものすごく手間がかかっているんですね。
土屋:そうなんです。ああだ、こうだと喧々諤々に語り合って。そういう意味では、関係者間のコンタクトをどれだけ密に図るかが問われてくる作業でした。たとえば、「恐竜の巨大卵の味噌漬け」。味噌漬けというアイデア自体はまず甚五郎さんから上がってきていて、その際に「卵の黄身の大きさはどれぐらいですか?」と聞かれる。
━━黄身の大きさ、わかるんですか?
土屋:ええ。黄身の大きさまでは研究者に計算してもらいました。その情報を甚五郎さんに「これくらいです」と伝えると、さらに「割ったときにどれくらい沈みますか?」と聞かれるわけです。
━━すごく高度なキャッチボール。
土屋:料理人ならではの視点ですよね。卵の盛り上がり具合が鮮度と関係していたりするように、「味噌に漬けたときの膨らみの高さが何センチぐらいか」を知りたいという。それで研究者に再度尋ねる。
━━そこまで、わかるんですか?
土屋:さすがにそれはわからなかった(笑)。そこで、甚五郎さんの方で沈まない工夫をしてもらったんですね。そういうやりとりをしながら出来上がっていったものばかりで。
━━参加者がみんな遊びに一生懸命になっている(笑)。
▲本編とは別に、後ろのページに設けた「勝手口」では、取り上げた古生物に関するエビデンスや詳細な解説を掲載。単なる「お遊び」には終わらせないのもこの本の魅力だ
━━ところで、レシピのラインナップには絶対入っているだろうと思われがちな「マンモス」が今回入ってませんよね。それには何か理由が?
土屋:研究者から今回候補として挙がってこなかったのと、私も挙げなかったんです。というのも、実際マンモスは食べられていたんですよね。人類が登場した後の時代と重なっていたので。
━━なるほど。どうしてもマンガやテレビアニメの『はじめ人間ギャートルズ』に出てくる骨付き肉をイメージしがちなのですが、あれはすでに史実とされているわけですね。一方で、恐竜界のスターであるティラサウルスやトリケラトプスらも同様に登場しません。
土屋:ティラノサウルスみたいな腐肉も食べる肉食の動物って、肉の臭みがありすぎて美味しくないんですよ。ティラノサウルスは図体もデカくて大味だから、「危険をおかしてまで捕らえる価値はない」というのが研究者たちの間で一致した見解ですね。トリケラトプスは、同じ角竜類のセントロサウルスを収録しています。こちらはきっと美味しい。
━━最後に、土屋さんご自身は変わったものを食べる趣向は……。
土屋:ないです、ないですっ(笑)。まあ学生のときには、好奇心でワニやカエルを出す飲食店に行ったことはありますが、食の好みはいたってノーマルですよ。
店舗情報
松郷庵 甚五郎
住所:埼玉県所沢市大字松郷272-2
電話:04-2944-9168
営業時間:月〜金曜11:15~14:30、17:00~21:00、日曜・祝日11:15~14:30、16:30~20:30
定休日:水曜日
書いた人:朝山実(あさやま・じつ)
1956年、兵庫県生まれ。インタビューライター。地質調査員、書店員などを経て現職。人ものルポと本関係をフィルードに執筆。著書に『イッセー尾形の人生コーチング』(日経BP社)、 『アフター・ザ・レッド 連合赤軍兵士たちの40年』(角川書店)、『父の戒名をつけてみました』(中央公論新社)など。「弔い」周辺のインディーズを取材中。帰阪すると墓参りは欠かしても「きつねうどん」と「たこ焼き」を食べにいく。