人事リセットとは
イベントなどで経営者や現場の人間と意気投合し、是非にと言われて面接に行ったら人事の人には何も話が通ってなくて、
「履歴書・職務経歴書について説明してください。前職ではどのような役割を・・・」
みたいなこと言われて、
「え、知ってて誘ったんじゃなかったの?あれだけ盛り上がったのに無かったことになってる・・・?」
となって意気消沈し、一次面接を通過したのに、
「会社の雰囲気が思ってたものとちょっと違った」
という理由で応募者が二次面接を辞退してしまう現象を言います。
面接を受ける人も紹介する人も経営者も人事も全員不幸になってる気がする。これどうにかなんないの・・・?
人事リセットはネガティブなことか
そもそも面接というのはいかに良くない人を落とすかが目的で、その為には入社するべき良い人が多少落とされてしまっても仕方ないという考えもあります。
しかし、市場環境的に現在はプログラマー不足が深刻で完全な売り手市場です。経営者も現場(プログラマー・広報)も一丸となって経営課題としてプログラマーの求人をしているところに、一昔前の会社側が上からの「入社させてやる」目線の姿勢で対峙される場合があり、会社として凄い損失だと思うことがあります。
少なくとも求職者の事前情報を共有しておくことになんの問題もないはずです。
強い人事
一方で最近は人事が非常に強力だなと感じる会社も見られます。
プログラマーの業界で言うと、現場にも採用にコミットする人がいて、人事・広報の人とチームを組み、一丸となって現場のイベントにも参加し、求職中のプログラマーと人事の方が直接の知り合いとなり、面接から入社後のメンタル面のフォローまでしてくれる会社。そういう会社も増えてきています。
弱い人事
前述のように人事リセットが発生するような弱い人事だと強いプログラマーを逃し続け(しかも経営者がその状態を知らなかったり、知ってても口出しできないことも多い)、会社の力が弱まり続けていきます。
世の中のプログラマーのいる会社の人事の方にはAIによる履歴書のスクリーニングだなんだと言う前にすぐにでもできるこの点を改善してほしい。