この記事は私がまとめました

太宰治の作品「走れメロス」。国語の教科書の中で読んだ方も多いのではないでしょうか。
 その、あまりにも鮮烈な書き出しで有名な冒頭部分がこれ。

”メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。”


 Twitterでは、この冒頭部の語句を改変してのパロディが生まれ続けているようです。原文101文字に対しTwitterの140文字。皆さん、自由な創意工夫で読者の腹筋をぶち壊してくれます。

※なお、ツイートのコピペは避けましょう。自分のTLにツイートを紹介したいときは、以下の方法を参考に当該ツイートをRTしてください。
http://matome.naver.jp/odai/2134145748671892701


パクツイすると、「パクツイの森」で検出されます。
http://pakumori.net/
※まとめ内のツイートも、順次点検していきます。

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太宰治「メロスは激怒した」 発言小町「これで激怒ですか?旦那さんと子供がかわいそうですね」 まとめブログ「激怒してるメロスって誰だよwww」 Amazon「この話に怒った人はこんな話にも激怒しています」 Y知恵袋「『激怒』←これってなんて読むんですか」 増田「激怒って気持ち悪い」

文学史に鮮やかに残る激怒

メロスは激怒した。セリヌンティウスも激怒した。かの邪智暴虐の王も激怒した。みんな政治がわからぬ。 megakenji

メロスは激怒した。邪知暴虐な王に、妹の結婚式などそっちのけで激怒した。親友を身代りにされても激怒し続けた。その激怒ぶりには氾濫する大河や盗賊もドン引きだった。三日三晩夢の中でも激怒し、ついにメロスは王の眼前で憤死した。メロスの激怒の原因は現代医学によっても未だ解明されていない。

メロスは激怒した。 王のあまりの暴虐ぶりに激怒した。 目を剥き、唾を飛ばして激怒した。 自分を処刑するという王の言葉を無視して激怒した。 セリヌンティウスを身代わりにしてまでも激怒した。妹の結婚式などそっちのけで激怒した。三日三晩、一歩も動かず激怒した。

メロスは激怒した。 セリヌンティウスは激怒した。 ディオニス王は激怒した。 メロスの妹は激怒した。 メロスの妹婿も激怒した。 山賊も激怒した。 セリヌンティウスの弟子フィロストラトスも激怒した。 最後、メロスにマントを持ってきた少女も激怒した。 ここはシラクス、心に平穏の無い街。

メロスは激怒したがしかるべき薬を飲むとおさまった。

国語の教科書に対する宣戦布告

メロスは激おこぷんぷん丸だった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと激おこぷんぷん丸だった。メロスには政治が激わからんちんぷん丸。メロスは、村の牧人モーモー丸。笛を激なめぺろぺろ丸、羊を激飼めぇめぇ丸だった。けれども邪悪に対しては、人一倍に乳首びんびん丸であった。きょう未

メロスがあぁ!!激怒してえぇ!!邪知暴虐なあぁ!王除くうぅ!政治などおぉ!わからずにいぃ!メロスはぁ!・・・っ牧人でぇ!笛吹いてぇ!メロスがぁ決めたぁぁーーーっ!!!!

ワロスは爆笑したwww 必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意したwwwww ワロスは頭がワロスwww ワロスは、村の牧人www(でっていうwww) きょう未明wwwワロスwwwはwww村をwww出発wwwワロスwwww

メロスッティは激怒ッティ。必ずかの邪知暴虐ッティの王ッティを除かねばならぬッティと決意ッティ。メロスッティには政治ッティがわからんッティ。メロスッティは、村ッティの牧人ッティ。笛ッティを吹きッティ、羊ッティと遊んで暮らしてきッティ。

メロスは鬼ギレした。必ず、かのマジでヤバイ王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がマジイミフ。メロスは、村の若者である。激アツな笛を吹き、キュン死にするほど可愛い羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍にマジパナいほどあげぽよであった。

メロスはカーッとなった。必ず、かの邪智暴虐の王をバーッとしなければならぬと決意した。メロスは政治がワーってなってる。メロスは、村でボーッとしてる。笛をピョーっとして、羊とワーッとなってダーッて来た。けれども邪悪に対しては、カーッとなったのがワーッとなってスッ行ってザッバーなった。

メロスは(`ω´)した。必ず(°∀°)を除かねばならぬと(`ω´)=3した。メロスは(´ω`)である。(◯°д°)≡◯)ω`)されようが、気にせず(´ω`三´ω`)してきた。メロスには政治は(´ω`)? けれども、。゚(゚´Д`゚)゚。には人一倍Σ(`ω´)であった。

メロスは激怒してうぇ〜い!必ず邪智暴虐のうぇ〜い!王うぇ〜い!メロスには政治がわからんからうぇ〜い!メロスは村の牧人うぇ〜い!笛を吹きうぇ〜い!羊と遊んでうぇ〜い!けれど邪悪に関してはワンチャンあるで!って思うやろ?それなー!うぇ〜い!お疲れ〜!うぇ〜い!うぇ〜い!それなー!うぇ

メロスは激怒した。 メロス「どんだけ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

【はしょれメロス】  「なんか~、ムカついてぇ~、王とモメてぇ~ んでツレその場においてぇ~、めっちゃ走ってぇ~、なんかツレに殴られてぇ~、こっちも殴るじゃないっすか~?んで抱き合ってぇ~、最後普通に赤面した~的な~?」

「登場人物の心情を読みとりなさい」

メロスは激怒したかった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意したかった。だが妹が自分より早く結婚するという衝撃の事実を受け入れきれずナーバスになっていたメロスのテンションはそんなに上がらなかった。

メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を何かしないといけないと何かした。メロスには何にも分からぬ。メロスは何かである。なんか色々やってきた。けど何かアレだった。メロス捕まった。「この短刀で何をするつもりであったか。言え!」「なんかしようと思った!」 王は困惑した。

メロスは今時の若者である

メロスは何とも思わなかった。邪知暴虐の王がどうなろうが知ったこっちゃなかった。メロスは無気力な若者である。

メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。そのまま三十分ほど怒気に任せてひとしきり王の文句を言うと、メロスは満足し、パソコンの電源を落とした。それでいつも通りであった。

メロスは多分思春期である

メロスは激怒した。 メロス「ちょっとみんな集合~! ねぇ男子! なんでちゃんと歌ってくれないの!? 私たち3年生にとって、最後の合唱祭なんだからさ!? もうすぐみんな離れ離れになっ…ちゃ…う…ん…だ…よ…?」 セリヌンティウス「ほら~ 男子のせいでメロス泣いちゃったじゃん~」

俺、メロス。至って平凡な高校二年生男子・・・のはずだったんだが邪知暴虐の王のせいで俺の学園生活はメチャクチャだ!かわいい妹や親友のセリヌンティウスまで巻き込んでバトルありロマンスあり友情ありの学園ドタバタマラソンアニメ「走れ!メロス!?」毎週土曜日深夜1時30分から絶賛放送中!