今大会でシーズン4勝目を挙げて賞金ランク首位浮上が期待される渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は、アイアンショットの距離感に苦しみ2バーディー、3ボギーの73。首位とは6打差の49位発進となった。
気温20度を下回る一日も最後まで半袖でプレーした。「寒かったせいもあるかもしれないですが、思ったよりショットが飛ばなくて。でもラウンドの最後まで距離感合わせられなかったので、学習能力がないですね」と苦笑い。前週から練習を始めた、上げて止めるアプローチが決まった場面には「やったぜ! という感じ。上々のデビューでした」と笑顔が出たが、地元・岡山からも顔見知りの応援が来ていただけに「そういう人たちの前で頑張らなきゃと思ってたし、このスコアで終わったのは残念」と唇をかんだ。
3日前に触れ合ったタイガー・ウッズが3連続ボギーから首位発進を決めたと聞くと「私もそういうゴルフがしたい」と渋野。「私、スロースターターなんですよねー」と残り3日間の追い上げには自信ものぞかせた。